W-1武藤と秋山が全日本プロレス分裂後以来の対戦
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全日本プロレスの分裂以来、約3年ぶりに対戦した武藤と秋山
全日本プロレスの分裂以来、約3年ぶりに対戦した武藤と秋山【前島康人】

 WRESTLE−1の夏のビッグマッチ「プロレスLOVE in YOKOHAMA」が11日、神奈川・横浜文化体育館で開催され、満員となる1902人を動員した。

 セミファイナルでは、武藤敬司と全日本プロレスの秋山準が、3年前の因縁を乗り越え、6人タッグで対戦。武藤は土肥孝司&熊ゴロー、秋山は野村直矢&青柳優馬と、それぞれの団体の若手を従えて激突した。

秋山がエクスプロイダー、武藤もドラゴンスクリュー

【前島康人】

 13年6月に全日本が分裂し、団体を飛び出した武藤は新団体WRESTLE−1を設立。一方、残留した秋山は新社長に就任した。胸にわだかまりを残したまま、違う道を歩んでいた両者だが、武藤の対戦要求に秋山も「お互いの知らない若手を連れて対戦したい」と快諾。6人タッグという形で再び手を合わせることになった。


 先発した武藤と秋山は、まずは探り合いでブレークするが、土肥の秋山へのエルボーで一気に試合がスパーク。武藤が青柳にストンピング、フラッシングエルボー。秋山は土肥の逆水平チョップ連打を胸を突き出してあえて受け、カウンターのラリアット、パイルドライバー。

【前島康人】

 13分過ぎに再び試合権利を得た武藤が、秋山に低空ドロップキック、ドラゴンスクリュー、足4の字固めを繰り出すと、秋山もフロントネックロックで捕獲。秋山がエクスプロイダーで投げると、直後に武藤もシャイニングウィザードと、互いの意地をムキ出しにする。20分を超える熱戦の末、秋山がジャンピングニー、ヒザ蹴り、ランニングニーからのエクスプロイダーで土肥を仕留め、対抗戦を制した。

対抗戦快勝も秋山は若手にダメ出し

【前島康人】

 勝利こそした秋山だが、若手2人のふがいなさに、「声も出てなきゃ元気もない。オレが勝っただけだ。人のとこ(他団体)まで何しに来たんだ。全然ダメ」とバックステージで烈火のごとく激怒。「おまえら若いヤツらの中で物語を作ってみろ!」と、及第点以下の2人に課題を突きつけた。

 一方、武藤は「オレが主役を張るつもりだったけど、土肥だったな」と、真っ先に噛み付いていった土肥を褒め、熊ゴローにも好評価。秋山とは正反対の対応を指摘された武藤は「育て方の違いだね。オレはおだてて伸ばす感じだから」と、ニヤリと笑うと、「今後もTPOが合えば、オレたちはのぞいて、若手たちで点を線にしていけばいい」と、若手同士の交流に意欲を見せた。

高木裕美

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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