【DDT】石川が遠藤を下しKODトーナメント優勝 KO-D王者・竹下が宮本と前哨戦
石川がことしのKING OF DDTを制し、両国のメインを勝ち取った 【前島康人】
16選手によって争われたKODトーナメント決勝戦では、石川修司と遠藤哲哉が激突。20分を超える激闘の末、石川が優勝し、8.28東京・両国国技館大会のメインイベントでKO-D無差別級王座に挑戦できる権利を得た。
石川がジャイアントスラムで勝利
粘る遠藤を振り切った 【前島康人】
一方、遠藤は準決勝でDDTの看板エースであるHARASHIMAと対戦。非情な攻めを見せるHARASHIMAに対し、遠藤は気合でピンチを切り抜けると、フランケンシュタイナーからの丸め込みの応酬を制し、辛くも3カウントをもぎ取った。
互いにこの日2試合目となる決勝戦では、序盤こそ静かな立ち上がりとなるも、石川がパワーを生かした客席へのジャイアントスイング、豪快なニーリフトを炸裂。しかし、遠藤も断崖式のチョークスラムを1回転して切り返すひらめきを見せると、スリーパースープレックスも着地。機動力で対抗してみせる。
15分過ぎ、遠藤が雪崩式フランケンシュタイナー、スライディング式ラリアット、トーチャーラックボムからスカイツイスタープレスを繰り出すも、決定打とはならず。石川も決め技のスプラッシュマウンテンをカウント2で返されるが、場内の大「遠藤」コールを静まらせる破壊力のジャイアントスラムで振り切った。
遠藤、ライバルの背中は遠く準優勝に涙
今回大躍進を見せた遠藤だったが、後一歩及ばず。試合後は涙を見せた 【前島康人】
一方、敗れた遠藤は、涙を流しながらも、振り絞るように「両国で竹下と2人でメインに立つ夢は叶わなかった。でも、オレはあきらめてないから。絶対、竹下を超えてみせます!」と宣言。先を行くライバルの背中がまた遠くなったことに悔しさをむき出しにした。
竹下、宮本戦で王座死守へ「ベルトの価値高める」
宮本と竹下は前哨戦で激しい戦いを見せた 【前島康人】
わずか21歳の王者に噛み付いてきたのは、大日本プロレスのデスマッチヘビー級やDDTのKO-Dタッグ王座など、数々の団体で様々なタイトルを獲得してきた宮本。「いつでもどこでも挑戦権」を持つ宮本は、竹下への王座挑戦を表明すると、6.19松山大会でタッグ対決。卍コブラで王者から屈辱のギブアップを奪っている。
この日も宮本は得意のラフファイトでイス攻撃を放つと、ウラノと共に徹底した左腕攻めへ、竹下は右腕1本でボディースラム、エルボー、チョップを繰り出していく。10分過ぎには宮本が竹下をコブラツイストで捕獲。ウラノも本多を羽根折り固めでとらえ、救出に入れない状況にして、宮本が卍コブラを狙うが、竹下は自力で脱出。合体ブレーンバスターも本多がつかまえて阻止する。竹下は宮本のハンドスプリングエルボーをキャッチしてジャーマンで投げると、すかさずウラノにもジャーマンを決めて3カウントを奪取。王者の意地を見せつけた。
両国まで王座死守を誓う竹下は、宮本に向かって「博多まであと1週間。絶対アンタからベルトを防衛して、このベルトの価値を高める」と宣言。宮本以外にも、大鷲透、岩崎孝樹もまだ「いつでもどこでも挑戦権」を保持していることから、「両国までまだ長い。1つ1つ大事に戦っていきたい」と、必ずや両国のメインにたどり着くと誓った。
一方、挑戦者の宮本は「竹下は成長株。素晴らしい。何よりDDTと言う団体、DDTにしかない雰囲気を楽しみたい」と、この団体特有の空気感の中で、未来のエースを倒し、両国のメインの座を奪い取ると予告した。
アイドルユニット「NωA」がデビュー曲披露
大石真翔&勝俣瞬馬&MAOによるDDT初の男性アイドルユニット「NωA」が、デビュー曲を披露 【前島康人】
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