【DDT】21歳・竹下が佐々木を破りKO-D初戴冠 LiLiCoが“愛の力”でEXTREME王座奪取
この日29日に21歳の誕生日を迎えた竹下幸之介が史上最年少でKO−D王座を初戴冠 【前島康人】
メインイベントのKO−D無差別級選手権試合では、竹下幸之介が佐々木大輔を破り王座初戴冠。この日、21歳の誕生日を迎えた新鋭がDDTの頂点に立った。
25分近くに及ぶ熱戦を制し初戴冠
【前島康人】
さらに場外のイスに座らせてのダイビングエルボーアタック、ミスティカ式クロスフェースと追い込むも、竹下は必死にロープエスケープを果たすと、トップロープからの雪崩式ブレーンバスター、ツームストンパイルドライバーからのジャーマン、ラリアットとたたみかけ、クロスアーム式ジャーマンスープレックスで25分近くに及ぶ熱戦を制した。
【前島康人】
一方、敗れた佐々木は「全部失って燃え尽きた。もうやり遺したこともないし、引退しようと思っています」と衝撃の引退宣言。石川修司と保持しているKO−Dタッグ王座の返上まで口にするが、8月に自身のプロデュース興行があると告げられると、「じゃあ、復帰します。ベルトの返上もなしで」と、あっさりその場で撤回した。
王座防衛チームドリフ解散で王座返上
初防衛に成功したチームドリフは公約通り解散を表明し王座を返上 【前島康人】
チームドリフことチームドリームフューチャーズは、12年9月に結成。だが、「互いに成長するため」解散を決めると、3人で組んでちょうど100試合目となるこの節目で、3年9カ月の歴史にピリオドを打つことになった。
【前島康人】
3年9カ月もの間、支えてくれたファン、そして仲間たちにそれぞれ感謝の思いを伝えた3人は、初防衛したばかりのベルトを返上。リーダーの石井は「チームは解散しますが、これから各選手、トップを目指して、それぞれの道で頑張っていきます」と、今後の個々の活躍を期待し、3人で四方に礼をしてリングを降りた。
「それぞれの道で頑張る」という意気込みを示すかのように、全試合終了後に行われた「KING OF DDT2016」トーナメント組み合わせ抽選会では、高尾が石井との対戦を志願。3人がそれぞれ「まずはKODトーナメントに集中する」と意気込むように、ドリフ解散後の第一歩をすでに歩み始めた。
LiLiCoは渡瀬との愛のパワーで王座戴冠
スーパー・ササダンゴ・マシンを下しEXTREME級王座を奪取したLiLiCo 【前島康人】
LiLiCoは4.24後楽園大会でアイアンマンヘビーメタル級王座から陥落。無冠に転落したが、条件つきで次期挑戦者を探していたササダンゴの呼びかけに奇跡の復活を遂げ、今回のタイトルマッチが決定した。
ササダンゴは、LiLiCoがレギュラー出演する「王様のブランチ」をネタに、恒例の煽りパワポを展開しようとするが、そこに渡瀬を従えたLiLiCoが現れ、勝手に自作の煽りパワポをスタート。図体がデカイだけが取り得のササダンゴを映画『タイタニック』になぞらえ、豪華客船タイタニックが氷山に激突して沈没したごとく、ササダンゴもセコンドの大石真翔のイス攻撃誤爆で撃沈すると予告。このチャンスに渡瀬との愛のパワーで3カウントを奪うとの勝利の方程式をプレゼンする。
渡瀬瑞基との愛の力で奇跡の復活 【前島康人】
試合後、鶴見亜門GMが7.3博多での次期防衛戦を打診すると、LiLiCoは「いいよ。こっちのが大事」とスケジュールも確認せずに即答。バックステージでも渡瀬と見つめ合ったまま恍惚の表情を浮かべたLiLiCoは「次はイケメンとしかやらない。一番のイケメンはここにいるからね」と、肉食女子の欲望をむき出しにした。
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