【ノア】中嶋がみのるを撃破 GHC王者・杉浦に挑戦へ「時代をつかみに行くには今しかないんだ」と絶叫

高木裕美

金丸が石森を倒し7度目のジュニア王座戴冠

鈴木軍入りした金丸が石森を倒し7度目のGHCジュニア戴冠 【横田修平】

 セミファイナルのGHCジュニアヘビー級選手権試合では、鈴木軍入りした金丸義信が王者・石森太二を倒し、7度目の戴冠を果たした。
 初代王者をはじめ、5、9、14、19、24代と過去6度の最多戴冠記録を誇る金丸に対し、石森も連続10度の最多連続防衛記録を保持。ノアジュニアの歴史を作り上げてきた先輩に対し、石森は得意の空中殺法で現王者としてのプライドを誇示。

乱入したタイチが石森にパワーボムを発射 【横田修平】

 10分過ぎには、スプリングボード式&正調の450°スプラッシュ2連発で勝利を確信するが、鈴木軍セコンドのTAKAみちのくとエル・デスペラードがレフェリーの足を引っ張って阻止。これにはノアセコンドも怒りをあらわにし、2人を退場させる。直後に石森は再度450°スプラッシュを狙うも、金丸にかわされ不発。そこに、新たにタイチが乱入し、石森にパワーボムを発射。すかさず金丸がラリアット、ディープインパクト、タッチアウトとたたみかけ、勝利を決めると、場内からはブーイングが起きた。

タッグ獲りへ谷口と潮崎がガッチリ握手

タッグ挑戦をアピールした谷口は「絶対獲るぞ!」と潮崎と力強く握手 【横田修平】

 GHCヘビー級王者の杉浦貴と、GHCタッグ王者のKESことランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.組の王者トリオが、丸藤正道&潮崎豪&マイバッハ谷口組と対戦。これまで約1年に渡り、6度の防衛に成功しているKESを、新タッグを結成した潮崎&谷口組がマットに沈め、王座挑戦を訴えた。
 マスクを脱いで素顔となり、女子プロレスラー・西尾美香との結婚&妊娠も公表された谷口は、自ら先発を買って出るなど気合十分。試合中盤には、潮崎と共にネックブリーカーとバックドロップの合体攻撃も成功させる。丸藤が杉浦にプランチャ、潮崎がアーチャーにトペを決める間に、谷口がマイバッハプレスでスミスを圧殺した。

 22日の新宿FACE大会でのシングル対決に続き、またしてもKESから勝利を収めたことで、勢いづく谷口はマイクを持ってKESにタッグ王座挑戦をアピール。スミスは「谷口、おまえがマスクを脱ごうが、オレたちが世界ナンバーワンタッグチームだ」と主張するも、谷口は「絶対獲るぞ!」と王座奪取を宣言し、潮崎と力強く握手をかわした。

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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