重力波のような重派コパノリッキー 「競馬巴投げ!第116回」1万円馬券勝負

乗峯栄一

今年初めての栗東トレセン訪問

[写真7]惜敗続きのタガノトネール、大一番で突き抜けるか 【写真:乗峯栄一】

 そんなことで、フェブラリーSだ。まず写真の説明から。今週は、今年初めての栗東トレセン訪問だったが、坂路追いや逍遥馬道ウォーミングアップが多く、結構写真は撮れた。

[写真1]はデビュー以来5勝3着1回、関西馬では一番人気を背負うだろう新星モーニン。

[写真2]はモーニンと同厩舎、交流GIを中心に好成績の続くベストウォーリア。

[写真3]は芝で重賞2勝のパッションダンス。

[写真4]はフェブラリー3連覇を狙うコパノリッキー(この写真だけ昨年のチャンピオンC週の撮影)。

[写真5]は年明け東海Sを強い勝ち方をしたアスカノロマン。

[写真6]は3年前のこのレースを勝ったグレープブランデー。

[写真7]は武蔵野S、根岸Sと惜敗の続いているタガノトネール。

[写真8]このところ、やや勝ちから遠ざかっているが、かつては6連勝し、通算10勝をあげているローマンレジェンド。

 写真は撮れなかったが、現在4連勝中の前に行って強いスーサンジョイもいるし、関東には(今回おそらく一番人気だろう)ノンコノユメ、JBCを勝ったホワイトフーガなど強豪がそろっている。

◎コパノリッキーが同一GI3連覇や!

[写真8]古豪ローマンレジェンド、底力は侮れない 【写真:乗峯栄一】

 モーニン、ノンコノユメの二強の壁は厚いかもしれないが、つらつらレースを見直すに、コパノリッキーがこのレースに強いのは最初100メートルほどの芝部分の走りにある。スタートでしっかり好位置を取れるのは、この東京ダート千六の特殊構造に強いということだ。あと今回は重ダートになりそうだが、重ダートに何より強いのはリッキーだ。幸い、ここ2走負けていて、そんなに人気は上がらない。同一GI3連覇は大変なことだろうが、このコース相性、重相性で達成してしまうとみる。

 単(3)コパノリッキーに千円。三連単頭(3)固定、ヒモに(7)ノンコノユメ、(4)アスカノロマン、(11)スーサンジョイ、(14)モーニン、(2)ホワイトフーガ、(5)ベストウォーリアの6頭で計30点、各300円。総計1万円でいく。

乗峯栄一の1万円馬券勝負!2016春の陣

<今週の1万円勝負(フェブラリーS)>
単勝(3)コパノリッキー×1,000円
3連単(3)コパノリッキー1着軸固定→(7)(4)(11)(14)(2)(5)[30点]×300円=9,000円

<前回の結果(京都記念)>
単勝(10)ワンアンドオンリー×1,000円⇒ハズレ
3連単(10)ワンアンドオンリー1着軸固定→(12)(3)(2)(7)(1)(9)[30点]×300円=9,000円⇒ハズレ

<前回までの収支>
−20,000円−10,000円=−30,000円

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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