日本代表のキャプテンを務めたリーチ マイケル（東芝ブレイブルーパス）は「今年の注目はやはり、イングランド。エディー・ジョーンズがヘッドコーチになって、どう成長するのか。元々、イングランドはスローなラグビーをしますが、エディーになってどんな戦い方になるのか面白そうです。日本代表とはまた違ったラグビーをすると思います」と期待している。

　そのほかにはウェールズも個人的に好きだと言う。「ヘッドコーチがニュージーランド人で、ニュージーランドみたいなラグビーをしてきます。アタックもディフェンスもしっかりしているし、フィットネスもあります。選手一人ひとりのポテンシャルも高い。また、ＦＬ（フランカー）のサム・ウォーバートンは２０歳のころからキャプテンをやっていて、２７歳の今もやっている。すごいリーダーシップがあります」。そのウェールズと１１月に戦えることを、きっと楽しみにしているだろう。

「彼のコーチングは日本では少し特徴的なものだったので、イングランドに行ってどう変わるか。そしてイングランドの選手がエディーにどれだけ順応できるか。また、イングランドはワールドカップで開催国ながら予選プールで敗退したので、エディーがどういうチームを作り上げていくかも見ものですね」と語る田中史朗（パナソニックワイルドナイツ）。

　そして、田中が一番注目しているカードはイングランド対アイルランド（２月２７日）。「アイルランドはＦＷもスクラムが強いですし、フィールドプレーも良い選手が多い。ＢＫのランや判断も素晴らしいので、ＢＫ陣がどれだけ前に出ることができるかが、勝負の鍵になると思います」。バランスが良いアイルランドに対してエディー率いる新しいイングランドがどういう戦い方をするのか、そこが注目ポイントだと言う。

　田中にシックス・ネーションズの印象を聞くと、「ヨーロッパはセットピースが強いのが特徴ですし、ＦＷの選手が中心となってラグビーをしているというイメージはあります。ただ、最近はＢＫにもすごく能力の高い選手が出てきていて、スピードもテクニックもあるので、シックス・ネーションズは世界を引っ張っている大会だと思います」

　また、小さい身体でワールドカップを戦った田中が注目していることがある。「ヨーロッバのチームは国に誇りを持ってラグビーをやっているので、そういう戦いは見ていて楽しいと思いますし、僕たちも日本代表としてのプライドを、もっと学ばないといけないなと思います」

　ラグビーの母国の復権を託されたエディー・ジョーンズＨＣ。新たな挑戦は２月６日、スコットランド戦からスタートする。

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★「生中継！ラグビー欧州６カ国対抗戦　シックス・ネーションズ」
１００年以上の歴史と伝統を誇る「シックス・ネーションズ」。ヨーロッパのラグビー強豪国６カ国が参加して行なわれる大会の模様を全１５試合生中継でお届けする！

・第１節
「フランスvs.イタリア」
【放送日】２／６（土）夜１１:１０〜［ＷＯＷＯＷライブ］※無料放送

「スコットランドvs.イングランド」
【放送日】２／６（土）深夜１:４０〜［ＷＯＷＯＷプライム］※無料放送

「アイルランドvs.ウェールズ」
【放送日】２／７（日）夜１１:４５〜［ＷＯＷＯＷプライム］

・第２節
「フランスvs.アイルランド」
【放送日】２／１３（土）夜１１:１５〜［ＷＯＷＯＷライブ］

「ウェールズvs.スコットランド」
【放送日】２／１３（土）深夜１:４０〜［ＷＯＷＯＷプライム］

「イタリアvs.イングランド」
【放送日】２／１４（日）夜１０:４５〜［ＷＯＷＯＷライブ］