原川力「非常にうれしくて達成感もある」 五輪最終予選 イラク戦後、選手コメント
遠藤航(浦和レッズ)
「五輪出場を決めることだけに集中していた」と言う遠藤は「素直にうれしかった」と喜びをあらわにした 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
(けがの影響は)僕は出る気でいましたし、監督も「大丈夫だろ」くらいの感じで思っていたと思います。話してはいないですが(笑)。イラン戦はやりながら張りがあって、痛みもあったんですけれど、今日は全然痛みもなく90分プレーできました。(イラクは)やっぱり前への迫力、常にゴールへ向かっていくプレーは怖さもありましたし、高さもありました。そこは気をつけなければいけないなという気持ちはありました。でも相手のセンターバックの前のスペースはすごく空くなという印象はありましたし、そこをうまくついていければと前半から思っていました。
(同点ゴールを許したが)失点は仕方ないと僕は切り替えていました。植田(直通)や奈良(竜樹)も、「これ以上の失点はしないようにしよう」「前半は我慢しよう」と声を掛け合っていましたし、そんなに焦りはなかったと思います。手倉森監督になってからやってきたゲームをコントロールすること、流れを見て勝負どころを見極めるサッカーは意識してきた。失点してもまだ1−1だったというところが良かったと思います。後半またしっかりやっていけば、また点を取れると信じていました。
(結果で見せるしかないと言ってきたが)もう素直にうれしかったです。内容とかいろいろありますけれど、今日は五輪出場を決めることだけに集中していましたし、結果を残すことだけにこの大会は集中していました。まずはリオへの出場が決まって喜びを素直に表現したという感じですね。もう、(原川の)ゴールが決まった瞬間には泣きそうになってしまっていたので(笑)。
最後は絶対守るという気持ちがみんなありましたし、緩んだわけではないです。(試合が終わった直後は泣いていたが)もう泣いてましたね(笑)。なかなか勝てないと言われてきて、悔しさを味わってきて、実際こうやって積み上げてきたことが結果として表れて、うれしかったです。
植田直通(鹿島アントラーズ)
「イラクに負けるわけにはいかなかった」と、この試合への思いを口にした植田(中央) 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
(跳ね返し続けたが)やられるとしたらクロスとかのボールの対処の部分だと思っていました。自分は「集中を切らさずにやっていこう」ということだけ思っていた。
(イラクに借りを返したが)いつも僕たちの前に立ちはだかってきたのがイラクだった。縁を感じますし、そこに負けるわけにはいかなかった。こういう展開でしびれましたし、(原川のゴールが)決まった瞬間は本当にうれしかった。(でもセンターサークルに行っていたが?)試合を始めさせてはいけないと思ったからです。あの得点で試合が終わったわけではなかったので。それはいつもやっていること。戻って来る選手たちに「絶対勝つ!」「絶対リオに行くぞ!」という声を掛けていました。
(植田選手がヘッドでクリアして試合が終わったが)ここで弾けば終わりだなと思っていた。本当にうれしかった。(勝因は?)スタッフが相手の分析を本当によくやってくれたし、(帯同シェフの)西(芳照)さんのおかげもあるし、(コンディショニングを担当した)早川(直樹)さんのおかげでもあるし、メディカルの人たちもそうだし、本当にスタッフのみんなが僕たちのことを見てくれていた。(チーム全員の勝利?)はい!