ADOで復活したハーフナー・マイク 今季9試合7ゴールと絶好調の理由
一から結果を残し、日本代表復帰へ
一時は試合から遠ざかっていたハーフナーだが、ADO移籍後は好調を維持している 【Getty Images】
「コンディションかな。6カ月間、試合に出ていなかったので試合感覚もなかった」
話は2014年のコルドバ時代に遡る。子供の頃からの夢だったスペインリーグでプレーすることになったハーフナーは、初戦のレアル・マドリー戦で「ぺぺには負けなかった。セルヒオ・ラモスは、身体能力で初めて勝てないやつだった。その後、体をぶつけて勝てるようになった。得点を取れそうな場面もあった。『よっしゃ、いいところでやれてるな』という気分だった」という体験をした。
しかし、その後の試合でもゴールを決められずにいると、やがて試合のメンバーにも入れなくなり、わずか半シーズンで契約を解除。新天地のフィンランドリーグは3月開幕ということもあり、ハーフナーに6カ月のブランクが生まれてしまったのだ。
「3月からずっと試合をやっている。今年は夏休みもなかった」(ハーフナー)
試合に出続けることによって少しずつコンディションを上げて、試合感覚も取り戻した。ADOデンハーグに移籍した頃から、ハーフナーのコンディションはピークとなり、しかも良いクロスが上がってくるチーム環境もあって、彼は復活したのである。
10月のインターナショナルマッチウイーク前には、日本代表復帰論も上がったハーフナーだが、「自分は1年間(スペインとフィンランドで)消えていたので、また一から結果を残していくしかないんで、頑張ります」と抱負を語っていた。