「今日、ゴルフ始めます。」vol.8 ティショット&アプローチ うまく当てる秘訣!

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【写真:ALBA.Net】

 ショットの基本、パッティング、そしてクラブも揃った。後はコースデビューだけど、まだ分からないことが……。やっぱり困ったときはプロに聞くのが一番! 賞金王を育てた芹澤信雄プロにティショットとアプローチのコツを教えてもらおう!

まずは正しいボール位置で構えること

 どんな初心者でも、そこそこドライバーが当たって、アプローチが寄ればスコアはまとまるものです。この回ではその2つがうまく打てるコツを勉強しましょう!

 コースに出た時、初心者ほどボールを打つことばかりを気にしますが、ゴルフはボールを打つまでの準備がとても重要。というのも構えるまでの動作(※ルーティーンと呼びます)を一定にすることでいいリズムが生まれるからです。

 また、構えでは正しいボール位置で構えることが大事です。常にボール位置が同じになるように構えることで、いつも同じようなスイングができるからです。まずはティショットを成功させるためにも、このポイントを覚えましょう!

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1.まずはティアップ。ティマークの間ならばどこでもティアップできますが、真ん中あたりにしておくのが無難
2.ティアップしたらボールの後ろに立ち、目標を見ながら素振り。1回ビュンと振っておくことで体がほぐれる
3.ボールの後方1〜2メートルの位置から目標方向を見て、打つ方向を決める。狙いは「大体あの辺」という程度でOK
4.目標を定めたら、構えに入る。構えるまでの歩数、時間を一定にしておくとリズムが崩れにくく、ナイスショットが出やすい


 そしてボールの前で構えたら、ここからがポイントです。

 下の写真の流れで見てください。

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1.ヘッドをボールの後ろに置き、それを中心に両足をそろえて立ちます。
2.両足の間を1足分空けましょう。それから左足を1足分、左へ移動。だいたい左足のカカトにボールが来る感じにします。
3.そして、右足を移動させます。両足の間隔は自由ですが、肩幅ぐらいを基準に考えましょう。
4.これでアドレスが完成です。これができないと、いいショットは生まれませんよ!

方向を決めたら“左向け左”!

 狙う方向については、各ホールによって狙いどころというものがありますが、初心者の場合はど真ん中でかまいません。一番広いところに目標を置き、そこ真っ直ぐに狙っていきましょう。

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 狙いが定まったら、ショットに入るわけですが、構えたら余計なことは考えないこと。バックスイングで背中を目標方向に向けたら、あとは“左向け左”です。 一気に左を向いて、フィニッシュで胸を目標方に向けるくらい振り切る。思いっきり振ったほうがミスは出にくくなるのです。

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 下の写真のように、しっかり胸が正面を向くぐらい振り切りましょう。その時は体が突っ込んだり、バランスを崩さないように注意。また体重が右に残ったままというのも、初心者にはありがちです。しっかり左への体重移動を行いましょう。

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 ティショットでは正しいボール位置で構えることと、思い切って振り切ることの2つが大切です。初めてコース、ティショットは特に緊張すると思いますが、この2点はぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね!

PWだけでOK! 左手首を固めてコツン

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 アプローチに関してですが。はじめの内はPW1本で打ちましょう。PWのアプローチショットならば。ほとんどの状況で使えるし、しかも寄る確立が高いからです。

 打ち方も簡単です。まず、左肩からヘッドが一直線になるように構えます。この状態から左手の角度を変えずにバックスイング。打つときも手首の角度を変えず、打った後も手首を返さないようにすればいいだけです。 

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 アマチュアのミスは手首を使いすぎることによって生じます。

 下の4点の写真はいずれもダメな例ですが、手元が目標方向に寄りすぎてもNG。また手元が右側に寄ってもダメです。左2つの構え方では最初から手首を使わなくてはいけなくなります。手首は使わないことを意識しましょう。また打つときの注意点では、身体で打とうとしすぎたり、球を行方を追ってしまうのもミスの原因になります。

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 最後に覚えておくと便利なことをお伝えします。PWのアプローチの場合、キャリーとランの割合はだいたい3対7。10ヤード打つときは3ヤード先を狙って打つ。そうすればピンまで転がって近づいてくれます。もちろん傾斜がある際は、それを考慮して打ってくださいね。

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 いかがでしたか? 初めてコースに出る際、ティショットとアプローチに関しては以上のことを覚えておいてください。この基本を大事に、徐々に自分の引き出しを増やしてゴルフをエンジョイしてくださいね。それでは!
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