金の木村、赤の平本が9.22後楽園へ闘志=K-1の地上波レギュラーが10月から決定

K-1実行委員会

卜部功vs.武尊の王者エキシビジョン

エキシビジョンながらK−1−60kg王者・卜部功也(左)とー55kg王者・武尊が2分2Rで対戦する 【(C)M-1 Sports Media】

 そしてK−1スーパーエキシビジョンマッチで対戦するK−1 WORLD GP−60kg初代王者・卜部功也とK−1 WORLD GP−55kg初代王者・武尊も登場。ベルトを持って登場した両者はそれぞれ、明日のエキシビジョンマッチに向けて、気合十分の意気込みを語っている。

武尊 明日はエキシビジョンなんですけど、K−1のチャンピオン同士が戦うことはそうないと思います。明日は本当の試合だと思っているので、試合前のいつもの追い込みを一カ月やってきました。試合の時と同じパフォーマンスをそのまま見せたいと思います。僕が東京に出て来て、功也君にはずっとお世話になったし、面倒も見てもらっていました。功也君は道場の中でも練習量がすごい選手で、目標にしてやってきました。功也君とはスパーリングもやるので強さも知っているのですが、それだけ強い選手と戦えるのはうれしいことです。明日は思いっきり胸を借りるつもりで…ぶん殴りたいと思います。

卜部功 こうして記者会見を開いてもらって、武尊は後輩で同門なんですけどK−1の55kgのチャンピオンがどのくらい強いのかを確かめたいと思います。エキシビジョンではなく、試合をしたい気持ちが強いです。明日リングで武尊と向かい合うとなると僕もスイッチが入っちゃうかなという気がしています。武尊は試合を見ても、激しくて強い選手なので、今はそういう選手に勝ちたいという気持ちです。

 なお前田プロデューサーによればグレゴリアンと同じく功也の挑戦者も明日の大会で発表されるとのこと。エキシビジョン同様に誰が功也の持つベルトに挑戦するのかも注目だ。

10カ月ぶり参戦の松倉「期待して」

日本人の苦戦が続くー70kgでの活躍が期待される松倉信太郎(左)はティエン・シンと対戦 【(C)M-1 Sports Media】

 会見にはスーパーファイト3試合に出場する選手たちが続々と出席。まずは第6試合のK−1 −70kg Fightで対戦する松倉信太郎と中国のティエン・シンが意気込みを語った。

 昨年11月の代々木大会以来、約10カ月ぶりのK−1参戦となる松倉は「K−1もどんどん盛り上がってきて、注目も集まっている大会になってきているので、そこで足を引っ張るんじゃなくてK−1を引っ張る試合を見せたいと思います。相手どうこうではなく、いい試合を見せることを意識してやろうと思っているので、応援と注目よろしくお願いします」と決意の挨拶。

 対戦相手のシンについて聞かれると「会場に入るときに偶然会って、外国人特有のナイスガイだと思って握手しました。ありきりたいですけど、今は誰を見ても大きくて強く見えます。ただシン選手が計量の時に履いていたパンツがワンピースのパンツで、日本が好きなのかなと思いました」と笑いを交えつつ、「格闘技は喧嘩じゃなくて、ルールがあって殴り合う競技です。今、K−1は競技としても盛り上がるし、日本人と外国人選手が正々堂々と戦えることは素晴らしいことだと思います」と健闘を約束する。

 対するシンも松倉の印象を「今まで映像で見てきたけど、初めて生で見て映像よりかっこいいなと思った」と笑顔で話し「明日は一生懸命戦って素晴らしい試合を見せたい。日本で初めての試合だけど、自分が勝者になりたいと思う」と勝利を誓った。

 会見に同席したK−1前田憲作プロデューサーからは、明日の大会でK−1 WORLD GP−70kg王者マラット・グレゴリアンの初防衛戦の相手を発表することが明かされた。日本人選手の苦戦が続く−70kgにおいて、松倉にかかる期待は大きい。

 カード発表会見や公開練習で「自分が変わった姿を見て欲しい」と宣言していた松倉は「試合前はいつもそういうことを言うし、あんまり変わってないと言われるんですけど(苦笑)、今は本当に手応えがあります」と自信。「外国人選手とやる時は、映像を見てもどんな選手かあんまり分からないけど、試合になった時のワクワク感はすごく好きなので、今は調子いいのかなって思います。最後に一回、僕に期待してほしいと思います」と期待を持たれる試合をしたいとファンに告げた。

<次ページは地上波放送決定についての発表>

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