木村ミノルが平本へ賞金マッチを提案!? 「1R持ったら100万円でもやろうかな」

K-1実行委員会

格差があるならあるで全部見せる

9月27日のK−1後楽園大会で17歳の平本蓮と対戦することが決まった木村ミノル。その心境とは!? 【(C)M-1 Sports Media】

「K−1 WORLD GP 2015〜SURVIVAL WARS〜」(9月22日/東京・後楽園ホール)でK−1甲子園2014王者・平本蓮と対戦することが決まった木村”フィリップ”ミノルのインタビューを公開する。17歳の平本に対して、どのような心境で試合に臨むのか!?

――まさかの対戦相手になったと思いますが、最初に平本選手の名前を聞いた時の心境を聞かせてください。

 まだ高校生の選手で、まさかやるとは思っていない選手という意味では一番インパクトがある選手でした。これはちょっとやばいなって。波乱が起きるか? 順当にいくか? その辺はちょっと揺らぎました。もちろん大丈夫だろうなと思いますけど、相手が若いから何が起こるか分からない。だから過去最高に仕上げないといけないでしょうね。もちろん自分もまだ21歳で、まだまだ上がっていく選手なんで、ここで負けるようなこともないと思いますけど。ただただトレーニングあるのみです。

――対戦カード発表会見では、K−1前田憲作プロデューサーから「当初8月22日のKrush名古屋大会で戦った野杁正明選手と山崎秀晃選手の勝者にオファーを送ろうと思っていた」というコメントがありました。木村選手は対戦相手が決まるまで、どんなことを考えて練習していたのですか?

 自分もあの試合(野杁vs.山崎)のどちらかが来ると思っていたので、両方の対策を練っていました。どちらもすごく強い選手なので、相当仕上げないといけない、相当な覚悟を持たないといけないと思っていました。それで野杁選手が勝ったという結果が出て、自分もとことんやり合おうと思っていた矢先の対戦カード決定だったので、一瞬戸惑いましたけど、これは俺にとって成長するステップなのかなって。こういう試合を順当にきっちり勝ってこそ、上に行ける選手だと思っています。野杁選手とやることを考えてやってきた対策も無駄ではないと思うんで。

――おそらく平本選手と戦うことは想像していなかったと思いますが、平本選手にはどんな印象を持っていますか?

 全試合パンチできっちり倒しているんで勢いに乗っていますよね。相当自信がある顔もしているし、いいオーラを持った選手で、上に行く選手だと思います。

――記者会見の場でも動じることなく、堂々と話していた姿が印象的でした。

 相当、肝も座ってますよね。

――ちなみに平本選手は17歳ですが、木村選手は17歳の頃、何をしていましたか?

 ちょうどプロデビューしたくらいだと思います。

――今回は平本選手の挑戦を受ける立場になりました。どんな心境ですか?

 もうやるしかないなって思ったんできっちり倒します。格差があるならあるで、それを全部見せてやります。だから1R持ったら100万円とか賞金マッチでもやろうかな(笑)。

ガツガツの殴り合いで分からせます

「実力が拮抗したハラハラ感とは真逆のハラハラ感を楽しみにしてもらえればうれしい」と試合の見どころを語った 【(C)M-1 Sports Media】

――それでも最高に仕上げないといけないという気持ちは変わらない?

 はい。リング自体、変なコンディションで上がったら絶対に足元をすくわれるんで、そういう意味でもしっかり仕上げないと勝てないです。

――この試合は平本選手にとって大きなチャンスの試合で、きっと当日は会場の空気も今までとは違うと思います。

 違うでしょうね。でも会見が終わって、今はそれが楽しみになっちゃいました。とことんバチバチに打ち合ってやります。僕は打たせずに打って倒すタイプなんですけど、今回はガツガツの打ち合いを見せてもいいんじゃないかなと思います。

――対戦カードも決まり、最初の大会ポスターの通り、木村選手が主役の大会になったと思います。どんな大会・試合にしたいと思いますか?

 またここで一つのストーリーが出来ると思うんですよね。自分と平本選手で立ち位置も違うし、立ち向かう平本選手を迎え撃つ俺ってことで、いろいろな物語が見えると思います。実力が拮抗したハラハラ感とは真逆のハラハラ感を楽しみにしてもらえればうれしいですね。相当緊張感がある試合になると思いますよ。

――平本選手は師匠である梶原龍児さんのリベンジというテーマも掲げていますが、それについてはいかがでしょう?

 それに対しては甘いっす。歌舞伎龍魂って言っている時点で俺には勝てない。もともと俺に何もできずに負けた選手にアドバイスをもらっても…師匠が悪かったなって感じです。

――また会見では関根勤さんと魔裟斗さんからプレッシャーをかけられる場面もありましたが。

 かけられましたね(笑)。でも俺はうれしかったです。魔裟斗さんは俺の気持ちを分かってくれているというか。あれがなかったら、ただ俺が迎え撃つ立場でしたけど、魔裟斗さんがああやって言ってくれたことでみんなも俺の気持ちが分かってくれたと思うんで。大変な試合ですけど、俺は頑張ります。

――誰も予想しないカードが組まれて、誰も予想しない結果が出る舞台がK−1です。木村選手もそれは感じますか?

 本当そうですよ。こういう試合を組むのがK−1ですよ。だから俺もブレーキを外してガンガン行きます。今回に関しては喧嘩です、喧嘩。僕の格闘家のプライドとして、そういうことは思わないんですけど、今回は別。とことん打ち合ってガツガツの殴り合いをしますよ。

――平本選手が立ち向かってくるから、それを真正面から跳ね返す、と。

 いなしてもしょうがないから、ああいうタイプは。ガッツリ迎え撃って分からせます。
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