吉野がドリームゲート王座初防衛に成功 年間最大ビッグマッチでT-Hawkに勝利

株式会社ドラゴンゲート

年間最大のビッグマッチでドリームゲート王座初防衛に成功した吉野 【(c)株式会社ドラゴンゲート】

 DRAGON GATE毎年恒例の地元・神戸でのビッグマッチ“KOBE プロレスフェスティバル2015”が7月20日、神戸ワールド記念ホールにて開催された。
 今大会のメインイベントは、ドラゴンゲート最高峰王座のオープン・ザ・ドリームゲート選手権試合。史上最多、3度の戴冠を果たした第21代王者・吉野正人に、超新世代ユニット“ミレニアルズ”の旗手T−Hawkが挑んだ。

ソル・ナシエンテ改でT−Hawkに引導

ソル・ナシエンテからソル・ナシエンテ改へとつなぎT−Hawkに引導 【(c)株式会社ドラゴンゲート】

 過去、吉野が第17代の戴冠期に、同王座へ1度だけ挑戦の経験があるT−Hawk。その時は経験不足もあってか、健闘むなしく敗退。しかし、その後しっかりと実績を積んで迎えた今回の挑戦。今年のKING OF GATE 2015(ドラゴンゲートのシングルナンバーワンを決定する毎年恒例のトーナメント)決勝では、その吉野に敗れていることもあってリベンジを懸けた一戦とも言える。

 序盤はグラウンド中心の静かな立ち上がり。さすがに経験で上回る王者は、関節技も織り交ぜながらT−Hawkの動きを封じ込める策に。一方のT−Hawkは持ち前のパワーで応戦。得意のチョップを中心に、ブレーンバスター、ツームストンパイルドライバーと、大技で吉野をじわじわと痛めつける。
 両者一歩も譲らぬまま、試合は20分が経過。チョップ合戦を制した吉野はトルベジーノからソル・ナシエンテ。しかしT−Hawkはなんと強引に抱え上げてマットに叩きつけ、決めさせない。チャンスとみたT−HawkはBTボムを狙うも、こんどは吉野が回避と一進一退。
 再びチャンスをつかんだT−Hawkはついにナイトライドを決めるも吉野はカウント2でクリア。さらに攻撃の手を緩めず、ベラクルスの体勢に入ると、吉野はこれをクルリと切り返して丸め込むもカウント2。
 勝機と見た吉野は、トルベジーノの連発からソル・ナシエンテからソル・ナシエンテ改へとつなぎ、ついにT−Hawkへ引導を渡した。

 年間最大のビッグマッチで貫録の勝利を飾った吉野はT−Hawkに対し、「オマエは俺より10歳下、キャリアも10年下。ということはオマエ25歳で、キャリア5年や。T−Hawk、オマエとんでもないヤツやないか。闘う前まで、ミレニアルズは若いヤツらでチャラチャラとカッコをつけてるだけの連中かと思っていたけど、今日の闘いぶりは本当に気持ちが入っていた。素晴らしいレスラーや」と称賛すると、ユニットの垣根を越えて一夜限りのタッグ結成を提案。T−Hawkも断る理由もなく了承し、8月2日(日)神戸サンボーホール大会でにて両者による夢のタッグが実現することとなった。

■DRAGON GATE「KOBE プロレスフェスティバル2015」
7月20日(月・祝)兵庫・神戸ワールド記念ホール 観衆:9650人(超満員札止め)

<第7試合 オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 60分1本勝負>
[王者]○吉野正人
(30分23秒 ソル・ナシエンテ改)
[挑戦者]●T−Hawk
※王者が初防衛に成功

<第6試合 オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合 60分1本勝負>
[王者]土井成樹、○YAMATO
(24分42秒 ギャラリア→片エビ固め)
[挑戦者]●リコシェ、マット・サイダル
※王者組が初防衛に成功

<第5試合 オープン・ザ・トライアングルゲート選手権・6人タッグ3WAYマッチ 60分勝ち残り戦>
[王者]CIMA、ドン・フジイ、Gamma
[挑戦者]望月成晃、ドラゴン・キッド、Kzy
[挑戦者]堀口元気H.A.Gee.Mee!!、斎藤“ジミー”了、ジミー・ススム
(1)○キッド(25分15秒 ウルトラ・ウラカンラナ→エビ固め)●ススム
(2)○CIMA(28分18秒 メテオラ→エビ固め)●Kzy
※王者組が初防衛に成功

<第4試合 スペシャルタッグマッチ 60分1本勝負>
○鷹木信悟、田中将斗
(17分11秒 パンピングボンバー→エビ固め)
●B×Bハルク、ビッグR清水

<第3試合 オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合 60分1本勝負>
[王者]○戸澤陽
(15分49秒 パッケージ・ジャーマンスープレックスホールド)
[挑戦者]●Eita
※王者が5度目の防衛に成功

<第2試合 30分1本勝負>
○“ハリウッド”ストーカー市川、ジミー・神田、Mr.キューキュー“谷嵜なおき”豊中ドルフィン、ヨースケ・サンタマリア
(8分20秒 イナバウアー・ジャーマンスープレックスホールド)
K−ness.、サイバー・コング、問題龍、●パンチ富永

<第1試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
○スペル・シーサー、しゃちほこBOY、マイク・サイダル
(6分55秒 ヨシタニック)
U−T、Kotoka、●エル・リンダマン
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