ユニバ金の大学侍ジャパンが凱旋会見 善波監督「MVPは主将と控え選手たち」

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早大・茂木「自分たちのプレーを貫けた」

背番号5 内野手 茂木栄五郎(早稲田大)

――慣れない一塁の守備はどうだった?

 昨年の代表でも一塁を守っていたので不安はなく、任されたところで自分の力を発揮できればいいと考えていました。違和感はなかったです。(大会期間中は)あまりいい状態ではなかったです。練習を積むことで状態を上げていくことを意識した結果が結びついたと思います。

――いつも通りに声が出ていたが、それを貫き通せた?

 ルーティーンとしてやっていることで、ベンチのみんなも声をかけてくれて、それに応える意味でも声を出したので、最後までブレずにやり通せたのでよかったです。

――リーグ戦、大学選手権、ユニバーシアードと続けて優勝しました。今大会で得られたものは?

 昨年の国際大会でも感じましたが、外国人の身体能力の高さ、慣れない環境、大雨の試合と自分たちの本来の力が出しにくい状況でも自分たちのプレーを貫き通せたのは今後への収穫だと思います。

――秋のシーズンに向けて。

 春はノーマークの状況で優勝できましたが、秋はマークされるので、もう一度挑戦者の気持ちでやれるかが重要です。現状で満足せずにもっと上を目指してやっていきたいと思います。

――侍ジャパン高校代表戦への意気込みを

 自分たちの良い部分を吸収してもらいたいと思います。逆に高校生の良い部分を吸収して次につなげていきたいです。

2試合好投の柳「感謝の気持ちでいっぱい」

背番号15 投手 柳裕也(明治大)

――初戦の韓国戦、準決勝の米国戦と非常に大事な場面で投げて優勝に貢献しました。

 雨の中で決勝ができませんでしたが、大学に入って初の国際大会、優勝という結果を残したチームに入れて、今は良い経験をさせていただきうれしい気持ちでいっぱいです。

――どういう気持ちで試合に入った?

 たくさん良い投手がいる中で自分を起用していただいた監督、コーチ、スタッフの皆さんに感謝の気持ちで、自分としてもしっかり結果を残すことができたので、その期待に応えたいという気持ちで投げられました。

――春のリーグ戦は2勝3敗とそこまで調子が良くなかったと思うが、手応えを感じたのは?

(6月30日の)韓国選抜戦に登板しましたが、その前の投球練習でリラックスして、脱力した状態で投げるように善波監督からアドバイスをもらいました。それに手応えがあり、いい感じで投げられました。

――国際試合の投球として心がけたことは?

 大会が始まる前から、縦の変化球や強いストレートでファウルを取ることが大切なのは周りの人から言われていました。(捕手の)坂本さんは国際試合の経験もあり、同じチームでバッテリーを組んでいるのでやりやすかったです。坂本さんのリードや監督、コーチ陣のアドバイスなどいろいろな人の支え、アドバイスがあっての自分の投球ができたので感謝の気持ちでいっぱいです。

――今大会の経験を今後にどう生かしたい?

 今回の日本代表チームで戦い、まわりの選手のレベルも高かったです。自分もまだまだ頑張らないといけないと思うこともたくさんありました。秋のシーズンまでの夏の練習でその思いを生かしていきたいです。

――侍ジャパン高校代表戦への意気込みを。

 甲子園で試合ができるのも楽しみです。ですが、大学代表としての意地とプライドを持って戦っていきたいです。

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