勝率9割超え、80年代PL学園の秘密 高校野球 歴代最強校はどこだ?(2)
PLの応援名物の人文字。80年代に黄金時代を迎えた同校の象徴となった 【写真は共同】
44勝4敗……圧倒的な強さを誇ったPL
これは、仮に10年刻みで甲子園通算勝利数を数えたとき、どの年代よりも突出していて、例えば2000年代ならトップの智弁和歌山高(和歌山)が28勝11敗。04〜06年、夏の3連覇寸前までいった駒大苫小牧高(南北海道)でも、15勝6敗にすぎない。それが80年代のPLときたら、81年春から、82年春、83年夏と出場した3回はいずれも優勝。84年の春は惜しくも準優勝に終わったが、20連勝を続けた。そこに含まれる春14連勝とともに、これは甲子園の最高記録だ。
さらに85年夏、87年の春夏連覇と、10年間に10回出場して6回の優勝だから、あきれるしかない。準優勝の2回を加えれば、決勝進出の確率はなんと8割になる。そしてその間の勝率は9割1分7厘だから、べらぼうな強さだ。70年代までも、夏1回の優勝と2回の準優勝のある強豪ではあった。だが桑田、清原のKKがいた83〜85年、さらに立浪和義(元中日)世代が春夏連覇した87年は、別格の強さ。史上最強チームのランキングを行えば、どちらも確実に上位を争うだろう。
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