宮間あや「やれることは全部やれた」 女子W杯 帰国会見後の選手コメント

スポーツナビ

鮫島彩(INAC神戸)

「良いチームだったからこそ勝ちたかった」と優勝への思いを明かす鮫島(右) 【写真は共同】

「良いチームだったからこそ勝ちたかった」

 あらためて思うのは本当に良いチームだったなと。だからこそ勝ちたかったし、澤さんにも、(宮間)あやさんにもW杯を掲げてもらいたかったなと思います。それが悔いというか、良いチームだったからこそ、そういう形(優勝)で終わらせたかったという気持ちです。(映像は)私はまだ見てないです。個人個人で見たという感じです。自分のiPadに入っているので、帰りながらでも見たいと思います。

(リオに向けての話は?)特に選手たちの間では出ていないですけれど、こういう大会で感じたことは個人個人であります。優勝と準優勝では今後の女子サッカーへの影響はまったく違うというのは、選手それぞれが感じていると思います。

大野忍(INAC神戸)

「一番前からスイッチを入れることはできた」

 やりきった結果が準優勝だったので、しっかり受け止めたいですが、悔いはないです。(得点がなかったが)一番前のポジションの選手としては、残念な結果ではありましたけれど、チームが勝つためにいろんな意味でやっていた部分があったので。勝利のために、何が自分にできるかだったと思うので、その意味でも悔いはないです。

(ハードワークの意識は)そこを一番頑張らないと日本の選手は不利になるので、一番前からスイッチを入れるというのは大会前から意識していたことですし、それができたのは良かったと思います。

(安藤が離脱したことで)残った選手でやるしかなかった。チームにとって大きな存在だったので抜けたのは残念でしたが、それで他のFWがプレッシャーを感じることはなかったですね。

(大会中、ムードメーカーを意識していたか?)それしかなかったので、テレビからも伝わってよかったです(笑)。(決勝が終わった夜は)おつかれさんの会を盛り上げました。ノリさん(佐々木則夫監督)にも、ここぞとばかりに絡んでいました(笑)。

宇津木瑠美(モンペリエ/フランス)

宇津木は日本人のスキルが世界に通用することを実感し、自信をつかんだ 【写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ】

「日本の選手のスキルは世界にまだまだ通用する」

(守備的なポジションをこなしていたが)選手にも得意不得意があって、他の人が補えるところにチームスポーツの良さがあると思う。自分ができることを最大限にやっただけだし、自分ができないことを他の人がやってくれていた。みんながよくやってくれたので感謝しています。

(今大会で自信になったことと課題は?)日本の選手のスキルは世界にまだまだ通用するし、自信に思っていいと思います。ヘディングや運動量で勝てるところもあるので、少しずつですけど、できなかったことができつつあるのかなと思っています。

熊谷紗希(リヨン/フランス)

「少し休んだら、次に向けて準備したい」

(今大会での手応えは?)1対1のところで負けていなかったところとか、チームとしてどうやって力を出せるかというところは、もうちょっと模索していく必要があると思います。ディフェンスラインを含めて、チーム全体で前で勝負していくという部分は、今後に向けてもっとやっていく必要があると思います。少し休んだら、また次に向けて準備したいと思います。

菅澤優衣香(ジェフ市原・千葉レディース)

「リオ五輪を目指していきたい」

(今後に向けて)まずはすぐリーグ戦があるので、今大会でできなかったことを修正して、決定力の部分も補っていきたい。来年はリオ五輪があるので、そこのメンバーに入れるように目指していきたいと思います。

永里亜紗乃(ポツダム/ドイツ)

「決定的なパスやチャンスを作れる選手になりたい」

(今大会を通して)決定的なパスやチャンスを作れる選手になりたいと思いました。自分のポジショニングをどうとるか、ゴールから逆算して考えてやる習慣を身につけて、それが当たり前にできるようになりたいと思います。今はちょっとチャンスを作れていないので。

(悔しい大会だった?)出場時間が限られていたことも含めて悔しかったですけど、それも受け止めて、次への準備というか、次に向けてどうするかという思いの方が強いですね。

山根恵里奈(ジェフ市原・千葉レディース)

「ピッチに立つためにひたすら進んでいきたい」

 1つずつ着実に前には進めていると思います。次はピッチに立つというところしかないので、そこに向かってひたすら進んでいきたいと決勝が終わってそう思いました。スタンドで見ていた時は、「(米国は)本当にすごいなとか、自分も戦いたい」という漠然とした思いしか得られなかったんですけれど、今回は本当に勝てなくて悔しいと痛感したので、勝つために自分はこれからやっていかなければいけないというプラスの気持ちが生まれたかなと思います。ピッチに立つために今日から1日1日、自分にとって最良の選択をして、1歩1歩ステップアップしていけたらと思っています。

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