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FIBAが日本の資格停止処分を解除
川淵会長「バスケ関係者もやればできる」
FIBAによる資格停止処分が解除されたことを明かした川淵会長
FIBAによる資格停止処分が解除されたことを明かした川淵会長【スポーツナビ】

 FIBA(国際バスケットボール連盟)による資格停止処分を受けている日本バスケットボール協会(JBA)の改革を行う「JAPAN 2024 TASKFORCE(タスクフォース)」が19日に都内で会見を行い、資格停止処分が解除されたことを発表した。


 スイスで開かれたFIBAの執行委員会で全会一致で日本の制裁解除が決まった。8月7〜9日に東京で開かれる理事会で正式決定する。これにより8月から始まるリオデジャネイロ五輪のアジア予選には男女ともに出場できる見通しが立った。執行委員会にはJBAの大河正明事務総長らが出席。大河事務総長から電話で報告を受けた直後、会見に出席した川淵三郎会長は「すべての凍結を解除すると認めたと会長(ホラシオ・ムラトーレ)に言っていただいたとのことです。僕としては事実上の全面解除と認識している」とコメントした。


 以下は、川淵会長による会見の要旨。

夢を追ってみんな頑張ってくれた

川淵会長は短期間での改革が軌道に乗ったことに対して「バスケットボール関係者もやればできる」と満足感を示した
川淵会長は短期間での改革が軌道に乗ったことに対して「バスケットボール関係者もやればできる」と満足感を示した【スポーツナビ】

 今、大河専務理事兼事務総長から電話がありました。FIBAから言われた改革についての説明をしたあと、会長が「日本の制裁を全面的に解除したい」という提案をなされて、全員一致でそれが承認されました。もちろん条件は付いているんですけれども、少なくとも短期間でこれだけの実行力があることは評価していただきました。正式には8月7日から9日まで開催される理事会で決定されるのですが、いろいろな活動をして問題ないと。


 U−16、それから女子のユニバーシアード、五輪に向けた強化試合などありとあらゆる活動をやってほしいということでした。その中で特に(インゴ・)バイス・コーチェアマンからも説明いただいたんですけれども、短期間で2つのリーグを1つにしたということ、5000人収容のアリーナを作ることについても、前向きに実現できる方向にいっていることも非常に喜ばしいことであって、これからのマーケティングでどれだけの収入が得られるか、こういうことをきっかけにバスケットボール協会全体が発展していけるような財政力をつける努力をしてほしいという話がありました。


 それから協会のガバナンスについては特にコメントはありませんでしたけれども、若手の養成・育成、代表の強化についてはそれをどう具現化していくのか。計画は明確に立てられているけれども、それをどう実行していくのかが今後の課題だと言われました。この短期間で3つの改革目標を与えられたわけですけれど、その対応が非常に的確に解決できたことを評価されたのは、私としては十分に満足しています。


――女子の予選が8月から始まる。それは出場できるということか?


 そうですね。国際試合を明日開催してもいいということです。もちろんそういったスケジュールは立てていないですよ(笑)。男女含めて代表の対外試合について相手と話すことは今まではできなかったんですけれども、今日から直ちにそういった交渉を始めることが可能になったということです。


――今日までいろいろ大変なことがあったと思う。これで良い方向に進むと思うが、どういう気持ちか?


 1月の末にタスクフォースができて、2月から6月の実質4カ月の足らずでこの問題を解決しなければならないという命題を与えられました。こんな短期間で、これまで長い間解決できなかった問題を解決できるかどうかを最初は心配していました。


 ただ短期間だからこそ思い切った施策を打って、それに付いてこられないのであれば「去る人は去れ」という心意気でやったことで、皆さんの理解を得られたし、前向きに夢を追ってみんな頑張ってくれたことが、今回の解除につながったと思います。バスケットボール関係者もやればできるじゃないかと。僕としてはうれしい限りです。


――8月のセントラルボードで正式に決定されるということ、しかも日本で初開催されることについて意気込みは?


 世界の多くのバスケットボール関係者と知り合いたいと思います。まだまだ世界から学ばなければいけない点はすごく多いと思うんです。例えば今回の1つの大きな命題は、16歳くらいまでの若い選手に、マンツーマンでの試合のやり方をもっと徹底してほしいということ。ゾーンディフェンスはだめだと言われているわけですよね。果たして日本の中でマンツーマンディフェンスをしっかり教えられる指導者がいるのか、聞いてみたところはなはだ疑問があると。そういう指導者の指導者をどう養成・育成して日本全国に広げていくか。それをどう具体的にやるかが1番大きな解決への道なんですね。そういうことに対してわれわれは最善を尽くしていきたいと思います。

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