川淵新会長「これこそが新JBAの誕生」 第5回タスクフォース会議 報告記者会見
JBA臨時評議委員会/臨時理事会の報告会見(1)
一人でJBAの臨時評議委員会と臨時理事会の報告会見に臨んだ大河専務理事/事務総長 【スポーツナビ】
登壇者:
大河正明
今日、JBAの臨時評議員会と臨時理事会が行われました。今まではオープンにやっていましたが、中には個人の話であったり懲罰の話、まだこのまま話すとうまくいかない話もあったので、(報道陣に)出たり入ったりしてもらったケースもあると聞いています。今後は、しっかりと理事、監事で議論をした後ブリーフィングをさせていただきます。ブリーフィングに誰も来なくなると寂しいと思っているので、今後ともよろしくお願いします。
昨晩、FIBAのバイスさんらと打ち合わせをし、資料を作り直してその後ぶっつけで評議員会と理事会に臨みました。その中でまずは臨時評議員会が開かれまして、1点目は新役員の選任について話をしました。理事が6人、監事2人について日本の定款により個々に別議がされまして、それぞれ承認されたということです。さらに、定款の改正ということで、昨日の夜までの打ち合わせを踏まえて、定款の改正をしております。追ってホームページなどで公表することになりますし、機会があればタスクフォースの振り返りも含め、定款・基本規定がどういう考え方でどういったところを変えたのかをご説明できればと考えております。理事の数が変わったり、評議員の数が変わったりであるとかいろいろなことがありますが、機会があればまた改めてご説明したいと思います。
引き続きまして、臨時理事会が開かれました。臨時理事会では、理事の互選に基づいて代表理事、業務執行理事の選任を行うことになりました。事務総長予定ということで、私からタスクフォースチェアマンである川淵氏を会長にとお諮りして、全員の賛成で川淵氏が会長になることが決まりました。会長の方から副会長として女性2人と専務理事、事務総長の提案があり、決まったということになります。臨時理事会では基本規定及び関連規定の改正についてということで、その前に行われた定款の変更に基づく基本規定の改正を行いました。
先ほどの臨時理事会の理事メンバーについては、バスケットの本職の方ではないのかもしれませんが、五輪選手が6名中3名も含まれていたり、ガバナンスの専門家である山本さんがいらっしゃったり、早稲田の先生でスポーツにお詳しい間野先生もいらっしゃいます。先ほど三屋副会長がおっしゃていたように、業務執行とボードメンバーということで言うと心強いメンバーで議論が行われていくということであります。理事会では現状の新役員が全てバスケット界外の人間なのですが、私も山本さんもバスケットをやっていた、バスケットを愛する者ですので、まったく誰もバスケットを知らないということではありません。
JBA臨時評議委員会/臨時理事会の報告会見(2)
JBAの臨時評議委員会に出席したタスクフォースメンバー。各都道府県から集まった評議委員たちと積極的な意見交換が行われた 【スポーツナビ】
決議事項の後に報告事項をいくつかさせていただきました。続いてこの後で報告をさせていただきます27年度の女子日本代表候補選手ということで報告があります。女子の発表があるんですけれど、制裁期間中ということなので、6月には川淵会長からの発言にあるように、(制裁が)解除されると信じて来たるべき五輪予選に向けて活動を開始するための発表ということです。女子の中では出場12カ国に入るのは難しいですし、2大会連続五輪は逃しているけれど、昨年アジア選手権で優勝したということもあります。この辺りは期待も込めて報告事項の中でも話が出てきました。
――バスケ界の人間がいないということだが、先日の第4回タスクフォース報告会ではバスケ界の人間を7人目として選ぶかもという話があった。今現在で人選が進んでいるのか?
大河 個別の人事の話になりますので話せる内容には限りがありますけれど、拙速に誰かを選ぶということはやらないほうがいいだろうと思います。業務執行の話と、今回の役員の取締役会にあたるような話は別です。まずはこの体制で数カ月間やってみた上で、バスケットの本当の専門家がいないと理事会のレベルを技術面のところで挙げる必要があると感じたところで人選を進めていきます。今日まずは決まったメンバーでまずはやれることころから様子を見て考えることになると思います。
――では現在は白紙の状況?
大河 はい、これから様子を見て考えることになると思います。
――この後女子の代表候補が発表される。制裁が解除される方向で考えると、男子の方が女子より前に公式戦がある。男子の発表はいつ?
大河 近々に発表できるような方向で考えております。