安く盛り上がるフットサルコートの選び方 「松原渓のスポーツ百景」

松原渓

【松原渓】

性別、年代問わず人気のフットサルだが……

 手軽にプレーできるスポーツとして、性別、年代問わずプレーヤーを確実に増やしているフットサル。5人と少人数でプレーできるため、チームが作りやすいことも人気の理由の1つだろう。

 会社内メンバーで結成したチームや、学生時代の部活・サークルの仲間で作った同窓会的なチーム、学生チームからママさんチームまであり、一般大会などでは、そうしたさまざまなチームカラーが見られるのも楽しい。

 ただ、チームを作っても、意外と大変なのがコート探し。レンタル料も、場所や時間帯によってピンからキリまである。区や市などの自治体が運営しているコートや体育館は比較的安く借りられるが、人気が高くて予約がとりづらく、区民でないと申し込めない等の制限がある。

 平日だと仕事が終わって集まるのはどうしても夜遅い時間になりがちだが、夜の時間帯のコートレンタルは総じて高く、都心では2時間で3万円を超えるコートも少なくない。集まりが悪く、人数が少なければ1人当たりの負担も大きくなるし……。また、ミニゲームをするために最低でも10人以上は集めたいところ。

費用を抑えつつ、大勢で盛り上がるコツは

「キャプテン翼スタジアム」横浜元町店。屋外人工芝のフットサルコート3面がある(7〜8人制のソサイチもプレー可能) 【松原渓】

 そこで、かかる費用を抑えつつ、大勢で盛り上がるコツを挙げてみたい。

1)エリア展開しているフットサル場で、会員になる(場所を変えても会員割引などの特典が受けられる)
2)都心エリアは避けつつ、アクセスが良い場所を選ぶ(都心は高め。駅から近い、急行が止まる駅は人を集めやすい)
3)なるべく大人数が集まれる時間帯、曜日を選ぶ(集まりやすい時間帯は職種によるが、人数は多い方が盛り上がるし、負担も減る。15人〜20人で3〜4チーム作れると理想的)
4)「毎月第◯週の◯曜日の夜(昼)」など、周期を決めて定期開催する(周知しやすく、人数が集まりやすい)

 エリア展開しているフットサル場はいくつかあるが、個人的にオススメなのは「キャプテン翼スタジアム」。

 現在、王子店(「王子」駅より徒歩1分)、横浜元町店(みなとみらい線「元町・中華街」駅より徒歩12分)、新大阪店(「新大阪」駅東改札口より徒歩6分)の3店舗で展開しており、どの店舗にも共通するのは、最寄り駅が私鉄やJRの主要駅で、アクセスしやすいこと。また、周辺には居酒屋やレストラン、中華街(横浜元町店)もあるし、終電が遅くまであるのも嬉しい。

 中でも私がよく利用する横浜元町店は、レンタル料が比較的安いのも魅力。コート1面、1時間あたり、平日昼が会員6000円/ビジター8000円、夜間・土日祝は会員1万円/ビジター1万2000円(※法人で登録するとさらに値引あり)。

あなたはどのコートを選ぶ? 【松原渓】

 大会も豊富で、カテゴリーは「エンジョイ」「ウルトラビギナー」「スーパービギナー」「ミックス」「レディース」「オーバー30」「カレッジ」など多数のクラスがあるそう。仲間を集めてチームを作ったら、大会出場もモチベーションにしたい。コートは『キャプテン翼』に登場するキャラクターの名前にちなんだ「翼コート」「岬コート」「若林コート」の3面。『キャプテン翼』の作者である高橋陽一先生は名誉館長でもあり、クラブハウスには直筆の絵も飾られている。

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著者プロフィール

サッカー番組のアシスタントMCを経て、現在はBSフジにて『INAC TV』オフィシャルキャスターを務める。2008年より、スポーツライターとしての活動もスタート。日テレ・ベレーザの下部組織であるメニーナのセレクションを受けたことがある。『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一先生が監督を務める女子芸能人フットサルチーム「南葛シューターズ」にて現在もプレー。父親の影響で、幼少時から登山、クロスカントリー、サイクリングなど、アウトドア体験が豊富。「Yahoo!ニュース個人」(http://bylines.news.yahoo.co.jp/matsubarakei/)でも連載中

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