廃部危機を乗り越え、青学大が初V 原監督「ようやく今日、実を結んだ」
総合優勝を果たし、両手を広げてフィニッシュする青山学院大の安藤悠哉 【写真:中西祐介/アフロスポーツ】
同タイムは第88回大会(2012年)で東洋大が出した10時間51分36秒を上回る記録で、史上初めて10時間50分を切った。
往路で2位の明治大と4分59秒差をつけてスタートした青山学院大は、6区の村井駿(3年)が5分42秒、7区の小椋裕介(3年)が8分21秒、8区の高橋宗司(4年)が8分35秒と順調に2位との差を広げレース序盤から独走。9区では主将・藤川拓也が区間記録に迫る1時間8分4秒の快走をみせ、9分56秒と大差をつけた。2年生でアンカーを任された安藤悠哉も勢い衰えることなくフィニッシュテープを切った。
青山学院大は最後までトップを譲ることなく、出場20回目で悲願の初優勝を成し遂げた。
以下、青山学院大の監督・選手のコメント。
原晋監督「どこにこんな力があるのだろうかな」
歴史は11年なんですが、20年、30年という歳月が流れたような気がしますし、早かったなという11年でもありました。ここにいる学生は自立した本当にいい奴らです。
(タイムが11時間50分を切りましたが?)前回の東洋大が10時間51分(を出した)時は、10年破られないのではないかという記録でしたが、約2分くらい更新しました。どこにこんな力があるのだろうかなと。現場で見ていますが、「この子たち、本当に力があったんだな」と。ありがとうと言いたいですね。
村井駿(6区)「駒大・西澤さんに勝てて良かった」
小椋裕介(7区)「区間賞以外はないと思っていた」
箱根駅伝・復路7区の平塚中継所、好タイムでたすきリレーをする首位・青山学院大の小椋裕介(左)と8区走者の高橋宗司 【写真:アフロスポーツ】
高橋宗司(8区)「最高という言葉以外見つからない」
安藤悠哉(10区)「最高に気持ち良かった」
※次のページは往路(2日)出場選手のコメント。