廃部危機を乗り越え、青学大が初V 原監督「ようやく今日、実を結んだ」

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久保田和真(1区)「これ以上ない贈り物」

往路優勝を果たし、雄叫びを上げる青山学院大の神野大地 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】

 僕自身の持ち味は粘りだと思っているので、その粘りはしっかり出せたかなと思います。(昨年は手術もしてつらかったこともあったと思うが?)僕自身もこうやってここに立ていることがうれしいですし、またチームに貢献できて、さらに総合優勝ということはこれ以上ない贈り物です。

一色恭志(2区)「来年はエースとして堂々と2区を」

(2年生で2区を任されたが?)自分はまだ今のこのチームの状況を見ると、そんなにエースと呼ばれる選手じゃないんで。そんな中で2区を走ることを選んでいただいて、しっかり最低限の走りはできたかなと思います。(トップと僅差でたすきを渡したが?)最初、本当は(駒澤大・村山謙太と東洋大・服部勇馬に)ついていこうと思ったんですけど、最後、我慢して「最後に絶対に追いついてやる」と自分の中で決めて、しっかり追いつくことができました。最後、(東洋大の服部)勇馬さんに勝ちたかったんですけど、負けてしまったので、そこはちょっと悔しかったです。来年はエースとして堂々と2区を走れるようにしたいと思います。

渡邉利典(3区)「100パーセントの力が出せた」

 箱根駅伝も初めてですけど、3大駅伝も初めてだったので、準エース区間と言われるプレッシャーのかかる区間で区間5位ということで、自分の中では100パーセントの力が出せたと思います。(3位を維持してたすきリレーしたが?)最後の100メートルに絶対ダッシュしてやるというのは心に決めていたので、そこだけは譲れないなと思って、力はもう出ないと思っていたんですけど、チームのことを思っていたら体が自然と前に出てくれました。

田村和希(4区)「なかなかない経験」

 総合優勝という形で、1年目からこういう経験をさせてもらうのはなかなかないと思います。自分で考えると、今回の箱根駅伝だけが今シーズン出ているだけなので、来シーズンはいろんな主要大会で、学内のエースと呼ばれる先輩方の中に割って入れるような力強さを身につけたいなと思っています。

神野大地(5区)「山だけじゃないというところを見せたい」

 往路に関しては本当に1〜4区の人が自分の位置に最高の位置で持ってきてくれたので、最後は自分がしっかり走って「やるしかない」と思って走りました。(1時間16分15秒の大記録だが?)目標タイムは、自分の中では78分30秒だったんですけど、正直自分が一番びっくりしています。
(“青山学院大の神野”から“箱根の山の神野”になったが?)この結果によってすごく注目されると思うので、そういう重圧に負けないように平地だったり、他の大会でもしっかり走れる選手になって、山だけじゃないというところを見せていきたいなと思っています。来年は4年生として、最上級生としてしっかりチームを引っ張って、総合優勝を目指しますし、追われる立場ですけど青山学院大らしい楽しく、挑戦者という気持ちを忘れずにやっていきたいと思います。

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