ヒクソン息子のMMA初戦は超有名選手=12月23日「REAL」旗揚げ戦

長谷川亮

注目のクーロンの相手は11月に発表

12月23日に旗揚げする新しい格闘技イベント「REAL」に参戦する菊田や宮田ら 【長谷川亮】

“400戦無敗”ヒクソン・グレイシーの不敗伝説を継ぐ男、クロン・グレイシーの総合格闘技デビュー戦が行われる「REAL1」の開催日程および出場選手発表会見が27日、東京都内で実施された。

「REAL」は今後日本国内外で年3〜4回の開催を予定するアジア発の格闘技イベントで、大会を運営する「FIGHTING GLOBE株式会社」も設立され、代表にはこれまで中国で格闘技イベントを手掛けてきた山田重孝氏が就任した。第1回大会は12月23日(火・祝)に東京・有明コロシアムで開催される。

 注目のクロン・グレイシーの対戦相手は11月初めに発表とのことで、この日は明らかにされなかったが、超有名選手であると山田代表は言い、期待を煽っていた。

 そのほか、日本からは菊田早苗(GRABAKA)、宮田和幸(Brave)、中原太陽(和術慧舟會GODS)、KAZZ(GRABAKA)といった選手が出場。菊田は散打王者である中国のソン・ケナンの対戦が決定している。

国内最強柔術家のソウザ兄弟も参戦

これまで中国で格闘技イベントを手掛けてきた山田重孝氏が運営を手掛ける 【長谷川亮】

 また、REALは前身となる大会をこれまで中国で開催しており、ここでマルコス・ソウザ(ボンサイ柔術)が獲得したウェルター級王座に高木健太(PUREBRED川口REDIPS)が挑戦。マルコスは静岡在住で国内最強を謳われる日系ブラジリアンの柔術家で、同じく国内外の大会で兄以上の実績を残す弟のサトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)も今大会に出場し、韓国のド・ジェジョンと対戦することが発表された。

 試合はケージを使用して行われ、クロンのデビュー戦とマルコスvs.高木のウェルター級タイトルマッチは5分3R、その他の試合は5分2Rで行われる。全13試合、またBSフジでの録画中継を予定。ヒクソンはクロンのセコンドのため来日するが、エキシビションなどを行う予定はないという。
 対戦カード、ならびにこの日出場が発表となった選手は以下の通り。

■「REAL1」
12月23日(火)東京・有明コロシアム 開始16時30分予定

<ウェルター級タイトルマッチ 5分3R>
マルコス・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術/王者)
高木健太(リバーサルジム川口REDIPS/挑戦者)

<スーパーライト級スペシャルマッチ 5分2R>
サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)
ド・ジェジョン(韓国)

<ウェルター級スペシャルマッチ 5分2R>
菊田早苗(GRABAKA)
ソン・ケナン(中国)

<女子スペシャルマッチ 5分2R>
藪下めぐみ(FIGHT CHIX)
ガヴィ・ガルシア(ブラジル)

※出場選手:クロン・グレイシー(ブラジル)、宮田和幸(Brave)、中原太陽(和術慧舟會GODS)、KAZZ(GRABAKA)、カルロス・トヨタ(ハードコンバット)
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著者プロフィール

1977年、東京都出身。「ゴング格闘技」編集部を経て2005年よりフリーのライターに。格闘技を中心に取材を行い、同年よりスポーツナビにも執筆を開始。そのほか映画関連やコラムの執筆、ドキュメンタリー映画『琉球シネマパラダイス』(2017)『沖縄工芸パラダイス』(2019)の監督も。

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