船木「全力で守る」&大谷「熱い試合をする」=9.6世界ヘビー級選手権会見

WRESTLE−1

シングル初対決が世界ヘビー級選手権となった王者・船木(左)と挑戦者・大谷 【写真提供:WRESTLE−1】

 王者・船木誠勝と挑戦者・大谷晋二郎による世界ヘビー級選手権試合(9月6日/大阪・大阪ボディメーカーコロシアム第2競技場)の会見が3日、都内WRESTLE−1事務所で行われた。

 7月6日の両国大会で前王者・佐藤耕平からベルトを奪取した船木だが、8月上旬の会見で「ZERO1さんより全く連絡がない。その場合はWRESTLE−1初代王座決定トーナメントに、このベルトを賭けて統一します」と発言。それにZERO1・大谷晋二郎選手が怒りのコメントを出して、シングルでは初対決となる今回のタイトルマッチが決定した。

以下は両選手のコメント。

大谷「最後の砦として一発で獲り返す」

「ZERO1から流出したベルトを一発で獲り返す」と気合が入る大谷と「ベルトを全力で死守する」と闘志を燃やす船木 【写真提供:WRESTLE−1】

――この一戦に向けての抱負は?

船木 ようやく初防衛戦が決まりました。相手はZERO1の大将・大谷選手、不足はありません。明日の新木場含めて大阪まで全力でこのベルトを守ります。

大谷 9月6日、大阪大会で挑戦が決まりました。その前に明日の新木場ではタッグマッチが決まりました。船木選手が持っているこのベルトに対して、火祭り期間中、ZERO1の方から誰も名乗りが上がらないと船木選手が言っていました。僕が火祭りで優勝して、あの刀とともに船木選手に挑戦する、それが最高の形でしたが、優勝できませんでした。結果はともかく船木選手の『このベルトに誰も挑戦するものはいないのか? 別にZERO1に行ってもいいぞ!』という上からの発言に怒りを覚えました。何人かが挑戦するのではなく、ここは一発でベルトを獲り返す!
 船木選手にとっては初防衛戦かもしれませんが、大谷晋二郎にとってはZERO1最後の砦としてこのベルトを獲り返しに行きたいと思います。まだシングルでは戦ったことがなくて、タッグでは数回あります。プロレスキャリアは当然僕よりはるかに持っておられますが、今まで経験したことのない、感じたことのない、熱苦しい男を船木選手の前に出したいと思います。そして必ず、必ず!このベルトをきっちりと返したいと思います。全力で戦います。

船木「試合は熱いほうが面白い」

――タッグで戦ったことがある船木選手の印象は?

大谷 戦う前からチャンピオンを称えることを言いたくはないですが、素晴らしい選手だということは間違いない事実です。その中でこのZERO1のベルトをもぎとってチャンピオンになった船木選手に対する怒り、「この野郎!!」という燃えたぎる何かが必要だと思った僕に、船木選手のコメントは火を点けてくれました。

――船木選手はどのような思いであのコメントを言ったのですか?

船木 両国が終わったらすぐに挑戦者が来るのかと思っていたのですが、何もなかったのであのコメントを言っただけですね。いつになったら来るんだろうと思って言っただけですね。でも結果的に大将が一番最初に来るということは、それなりに怒りを感じたんですね。でも熱い方が試合も面白いと思いますね。

――火祭りは崔領二選手が優勝しましたが、ZERO1大将のイメージは大谷選手ですか?

船木 自分の同期だった橋本真也選手以外は大谷選手しか考えられないので、今でも大将だと思っています。

――試合に向けてそれぞれ警戒するところなどあれば教えて下さい。

大谷 必ず奪い取るということは大前提として、明日前哨戦も組まれましたので、明日の試合でどうしてもチャンピオン船木選手に試してみたいことがあります。だからって明日の試合が通過点だと思っていないです。明日潰せればそれが一番ですから。

船木 相手の動きを見て、もしくはこちらから仕掛けて、その時に合う自分の武器を的確に出すだけですね。あとはもう流れですね。

――ベルトを獲った時に即座に大谷選手と対戦したいと言っていましたが、選手としても興味があるんですか?

船木 自分の中では橋本真也がいなくなったら大谷選手しか見えていなかった。ZERO1と言えば大谷選手、世間もそう見ていると思います。
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