アギーレ監督「全員がゼロからスタート」 ウルグアイ、ベネズエラ戦メンバー発表
テストをパスした選手がアジアカップに進む
アギーレ監督(左)は23人のメンバーを選ぶにあたり、質の高さを重視したという 【スポーツナビ】
アギーレ Jリーグの試合はたくさん見た。私も、そして私をサポートするスタッフもたくさん見た。自宅でもたくさんの映像を見た。まだ若いリーグで、成長し続けているリーグだ。チームによっては、戦術を厳格に遂行していると感じた。そしてもうひとつはフェアプレーだ。フェアプレーのひとつの究極の姿を日本は見せている。激しく汚いプレーが少ない。非常に高貴でクリーンなプレーを見せている。
それから、2試合のキャプテンは最終的には私が決めるが、選手たちにも相談したいと思う。
――2試合あるが、メンバーを変えて選手を見ていくのか。また、どういったプレーを選手たちに求め、どういった選手を残すのか?
アギーレ この試合ではできるだけ多くの選手を見たい。もちろん23人を使いたいが、それは難しいだろう。これは選手たちがパスしないといけないテストでもある。アジアカップの前に6試合ある。それをパスした選手がアジアカップに進む。
重視したのは質の高さ
アギーレ ヨーロッパからのフライトが2つのグループに分かれて到着する。新しいプロジェクトを始めるのに、札幌は理想的な場所だと思う。相手もトップレベルの非常にいい対戦相手だ。ウルグアイ戦の前に3つのトレーニングセッションがある。時間はあまりないが、意欲と質の高さは十分だと思う。
――初選出の5人について選出のポイントを教えてほしい。
アギーレ ゼロからのスタートであり、1人の話をするのであれば23人の話をしなければならない。全員がゼロからスタートして、どの11人が先発メンバーになるのかというのを考えている。若手なのかベテランなのか、初招集なのかすでに代表でプレーしたことがあるのか、国内組なのか海外組なのかは区別しない。全員が日本代表だ。
――23人を選ぶにあたって重視したことは何か?
アギーレ 質の高さだ。私が見て、日本のサッカーをより長く見ている私のスタッフも見て意見を交換し合った結果、質の高い選手たちが彼らであるということだ。
初招集の皆川、武藤は「若くてハングリー」
アギーレ 今回、招集した選手たちに敬意を払う意味でも、招集していない選手のことは話したくない。香川は最初のリストに入っていたので例外的にコメントしておく。スペインリーグはイングランドと少し違う。しかし、香川がプレーするようなビッグクラブはどちらにもあり、彼は通用すると思う。
――「攻撃を仕掛けるチームにしたい」とあったが、FWに新たに招集された2人(皆川、武藤)にそれぞれ期待していることは?
アギーレ 2人とも、他の選手のけがによって今回招集されることになったが、非常に若くて攻撃的でハングリーな選手なので代表に合っていると思う。
――アギーレジャパンに生き残るために一番重視しているポイントは何か?
アギーレ 仲間と協力的であること。しっかりと責任を果たすことだと思う。