【BOATRACE】蒲郡 花田和明の前付けで黒野元基は深め? 機力なら大須賀友と本多宏和

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 ボートレース蒲郡(ナイター)の「創刊70周年記念中日スポーツ賞 第53回竹島弁天杯」は5月5日、最終日の12Rで優勝戦が行われる。

 激しい攻防が繰り広げられた前日の4日目を振り返ると、南西からの向かい風5メートルで1R開始。3Rからは風向きを南東に変え、左横風2~3メートルのコンディションだった。決まり手は逃げが最多の7本、まくりと差しは2本ずつ、まくり差しが1本。配当面では進入固定の7Rでインから花田和明が逃げ、人気の平本真之が道中で転覆し、1-5-6で3連単3万円台の万舟券が飛び出したが、準優3カードは全てイン逃げ決着だった。

 ファイナリストが決定。顔ぶれを見渡すと、準優11Rの2着で最後に優出切符をゲットした花田和明(愛知支部54歳)【写真下】の動向がカギを握りそうだ。花田は「今節は前付けには行ってなかったけれど、優勝戦は3~4コースでチョロチョロする気はない。思い切って動くつもりです」と明言。足に関しても「準優は重さが取れていい足をしていた。行き足もいいし、深くなっても勝負になります」とボルテージが上がっていた。

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<蒲郡 最終日 12R 優勝戦>
1枠 黒野 元基(愛知支部)
2枠 柳沢  一(愛知支部)
3枠 大須賀 友(愛知支部)
4枠 前田 篤哉(愛知支部)
5枠 本多 宏和(愛知支部)
6枠 花田 和明(愛知支部)

 得点率トップ通過から準優を逃げ切った黒野元基(愛知支部27歳)【冒頭の写真】が優勝戦1枠。「夜の調整は合っているし、スリット足が良くてバランスも取れています。ただ、大須賀(友)さんや本多(宏和)さんの方がいいと思います」と足の比較を口にした。花田が2着で優出したことについては苦笑い。「前付けが来てもインは主張します。深い起こし位置も練習して、蒲郡初Vをめざして頑張ります」と頂点獲得を意識していた。

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 花田の前付けに黒野が付き合うと、2枠の柳沢一(愛知支部43歳)【写真上】や3枠の大須賀友にもチャンスが膨らむ。柳沢は「準優はスタートのしやすさが戻っていたし、勘どおりに行けました」とニッコリ。「出足が良くて行き足もいいので、伸びもすごくいい人以外は気にならない。このエンジンを考えれば、仕上がりには満足しています」とスタートの決めやすい足が最大のセールスポイントだ。

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 大須賀友(愛知支部37歳)【写真上】は「(準優は)スタートを放りたかったけど、放ったら終わりだなと思って気持ちで行きました」と勝ち星を挙げてホッとした表情。準優9Rは3コースの古川誠之がコンマ02、4カドの本多宏和がコンマ01だったが、インからコンマ07で応戦した。「出足が良くて中間速もいい。今節のベスト3に入るエンジンだと思います」と38号機を絶賛。「蒲郡では優勝したことがないので、できたらうれしいですね」と黒野だけでなく、大須賀も当地初Vへ意欲を見せていた。

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