夏の甲子園、開幕戦から注目カード続々、90周年の聖地で見逃せない試合は?
開幕戦で登場する春の王者・龍谷大平安。原田監督は開会式直後の試合決定に苦笑いを見せた 【写真は共同】
しかし、勝ち残った49校による甲子園初戦の組み合わせは、好ゲーム連発を予感させるものとなった。
二刀流・松本に東海大相模は誰をぶつける?
最速150キロの投球はもちろん、高校通算54HRと打棒でも注目を集める盛岡大付・松本に東海大相模投手陣はどのように立ち向かう? 【写真は共同】
一方の東海大相模は、青島凌也、佐藤雄偉知、吉田凌、小笠原慎之介と140キロを超える投手4枚をそろえる。中でも2年生の吉田は、神奈川大会決勝で、大会記録となる20個の三振を奪った。それでも9回2死から投手交代を決断した門馬敬治監督が、盛岡大付相手に誰を起用するかが、この試合でのポイントとなりそうだ。
大会5日目第1試合で対戦する明徳義塾(高知)vs.智弁学園(奈良)も楽しみな試合。明徳義塾のエース・岸潤一郎は、高知大会4試合を1人で投げ切った。甲子園は春夏通算4回目と経験豊富な右腕が、智弁学園のスラッガー・岡本和真にどう対するか。
開幕戦に臨むセンバツ王者、監督は思わず苦笑
そして開幕戦には、センバツ優勝校の龍谷大平安(京都)が登場し、春日部共栄(埼玉)と対戦する。抽選会後の龍谷大平安・原田英彦監督は、「プラスに考えるしかないですね」と苦笑い。それでも、「ウオーミングアップをして、その後に開会式」と体のケアが大事になるとの見解を示した。開会式では、大会役員のあいさつなどの途中で給水ができないため、熱中症など心配ごとも多い。両チームとも、開会式後の動き、試合への入り方が重要になってくると言えるだろう。
今年も各チームの2戦目以降はその都度抽選が行われる。甲子園誕生90周年の節目の年、夏のチャンピオンとなるのはどのチームか?
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