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柿谷曜一朗「優勝という経験がしたい」
スイス1部バーゼル 入団記者会見
スイス・バーゼルの入団記者会見を行った柿谷(中央)とパウロ・ソウザ監督(左)、ベルンハルト・ホイスラー会長(右)
スイス・バーゼルの入団記者会見を行った柿谷(中央)とパウロ・ソウザ監督(左)、ベルンハルト・ホイスラー会長(右)【Getty Images】

 スイス・1部リーグのバーゼルは22日、J1セレッソ大阪から移籍したFW柿谷曜一朗の入団記者会見を行った。


 柿谷は移籍を決めた理由について「一番は監督、社長、GM、スタッフすべての人の熱意をすごく感じた。自分の目標としていることと、チームが目標としていることが一致した」と語り、まずはセレッソでかなわなかったタイトルの獲得を経験したいと話した。

 またチャンピオンズリーグ(CL)にも参加することについては、「どこが来ても強いし、自分のためになる。強い相手を倒すことはバーゼルの価値を高めることにもなるので、その助けになっていきたい」と意欲を示した。


 バーゼルを率いるパウロ・ソウザ監督は、柿谷の印象について「いいタイミングでペナルティーエリアに飛び込めて、ゴールを取れる選手。彼は攻撃的な3つのポジションでプレーできるし、アウトサイドでもプレーできる選手なので、そういう攻撃的なポジションからゴールに繋がるプレーをしてくれたらうれしい」と、柿谷の攻撃面でのセンスに期待している。週末の試合に出場するかどうかは、「彼が練習からいい準備をすれば、試合に向けたメンバーに入る可能性、あるいはスタメンに入る可能性もあるだろう」と話した。

柿谷獲得は昨年11月ころから考えていた

ホイスラー会長(中央)は、柿谷の獲得は昨年11月から考えており、スカウトと視察を繰り返していたと話す
ホイスラー会長(中央)は、柿谷の獲得は昨年11月から考えており、スカウトと視察を繰り返していたと話す【スポーツナビ】

ベルンハルト・ホイスラー会長 今日は記者会見に集まってもらい、ありがとうございます。柿谷曜一朗の移籍に関する注目、そして興味が大きいことを感じている。普段はこうした入団記者会見を行っていないが、今回は特別にこうした場を設けることにした。


――ホイスラー会長へ質問。いつから柿谷の獲得を考えていたのか?


ホイスラー会長 昨年11月ころから。スカウトが何度も視察をし、その後に最初のコンタクトを取った。さまざまな情報を集め、今年の始めくらいに獲得を決めた。スイス国内から選手を取るよりはいろいろと難しく、文化的な違いという障害もあったが、常に信頼を感じることができていた。最終的にはワールドカップ後に(契約を)締結することができた。


――いい選手が欲しかったと思うが、日本で柿谷はポップスターのようだという話も聞いている。獲得に際してそうした点はどのような影響を及ぼしていたのか?


ホイスラー会長 最初に柿谷のことを意識したときには、日本でそうした人気のある選手という認識はなく、選手としてのクオリティーでいい選手だと興味を持った。他にも同じように大きな移籍というのもあったが、こうしたまったく異なる文化圏からの移籍というのはここでは初めて。バーゼルを選んでくれたことを非常に誇りに思っている。ヨーロッパの他クラブからのオファーがありながらバーゼルを選んでくれたことは非常に喜ばしい。これからはポップスター、アイドルとしてではなく、サッカースターとなってほしいと思っている。柿谷の加入は、バーゼルだけではなく、スイスサッカー全体のためでもあると思っている。

柿谷「スイスリーグのレベルが低いとは思っていない」

――柿谷選手、ドイツやイタリアからのオファーがあったと聞いたが、最終的にバーゼルを選んだ理由は?


柿谷 一番は監督、社長、GM、スタッフすべての人の熱意をすごく感じましたし、本当に一緒に、自分の目標としていることと、チームが目標していることが一致したと思う。チームに来てくれと言われたのは、バーゼルだけではなかったけど、自分がもっとも心が動いたので決めました。


――香川真司選手や内田篤人選手らは直接、もっと大きなリーグに行ったが、その中でなぜスイスを選んだのか?


柿谷 リーグのことで言うと、ドイツやイタリアに行ったとしても、常にバーゼルは優勝していたので、このチームのサッカーが魅力的でした。CLで強豪と言われているチームとでも大差ない試合をして、勝ったりしていましたし、そのチームの一員になれることが自分にとってプラスになると思いました。

 何よりスイスリーグのレベルが低いとは思っていません。まずこのチームの一員として、試合に出るために努力することが、今自分がしようとしていることです。『なんで?』と言われても、このチームはレベルが高いと思ったし、肌で感じても思っているし、他のリーグに行けばよかったとかはまったくないです。


――パウロ・ソウザ監督に質問。コミュニケーションはどのように取るか? 英語か?


ソウザ監督 まさに今、コミュニケーションが悪いと言える。みんなスーツを着ているのに、私だけが練習着だ(笑)。

 サッカーには1つの共通言語しかない。コミュニケーションには問題ないだろう。柿谷が早く仲間に入れるように努力している。彼がより早くチームに入りやすいようなポジションを選んだり、チームの考え方についてもいろいろと説明している。練習の前には通訳の助けも借りて、特別にいろいろと、ここでのプレーについて説明したり、練習について話している。練習中にはそうした説明は控えているが、前後にはするようにしている。


 しかし、柿谷はボディーランゲージや周りの様子を観察して対応してくれている。頭のいい選手なので、早く分かるようになると思う。言語はもちろん、すぐに馴染むのに重要だが、チームとして新しい選手を歓迎しているし、控室でも早く打ち解けられるようにコミュニケーションを取っている。早く慣れてくれることを祈っている。

スポーツナビ

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