セレッソ大阪【J1リーグ第10節 C大阪vs.横浜FM】今季初の敗戦後、今季を占う重要な一戦。ACLファイナリストに対し、真っ向勝負を挑む

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【CEREZO OSAKA】

前節の名古屋グランパス戦から中5日。セレッソ大阪は、ホームに戻り、横浜F・マリノスとの明治安田J1第10節に挑む。前節、今季初の敗戦を喫したセレッソにとって、ホームで仕切り直しの一戦となる。

もっとも、敗れたとは言え、名古屋戦は悲観する内容ではなかった。前半から多くの時間でボールを支配。失った後の切り替えも早く、素早く回収して2次攻撃につなげるなど、前半はハーフコートゲームと呼べる展開を披露した。ただし、そうした流れの中で先制点を奪えずにいると、後半20分、CKから失点。相手に与えた最初の決定機を決められた。今季ここまで全ての試合で先制に成功していたセレッソにとって、初めてリードを許す展開になったが、失点から2分後、相手GKとDFのパス交換が乱れたところをルーカス フェルナンデスが見逃さず、高い位置でボールを奪取。冷静に中を見てクロスを上げると、レオ セアラが押し込み、すぐさま同点に追いついた。このまま一気に逆転まで持ち込みたいところだったが、82分に今度はFKから失点。再び追いかける展開になると、香川真司のスルーパスからセアラが決定機を得るなど最後まで攻めたセレッソだったが、追いつくことはできず、今季初の敗戦となった。それでも試合後のロッカールームでは、「次が大事」という言葉が多くの選手から飛び交っていたようで、頭はすでに今節へと切り替わっている。

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その今節の相手、横浜FMは、直近の公式戦となった蔚山(韓国)とのAFCチャンピオンズリーグ準決勝第2戦では、退場者を出す苦しい展開になりながらも3-2で勝利。第1戦を含めた合計スコアが3-3となり、PK戦に突入した激闘を制し、見事ファイナル進出を果たした。そこから中2日と今節に臨む準備期間は短いが、「どの選手が出たとしても、勢いのまま、勢いを増して大阪に乗り込んでくると思います」と小菊昭雄監督も話すように、ACLファイナル進出の高揚感も力に変えて、試合に出場する選手たちのモチベーションは高いだろう。セレッソとしても最大限の準備をして臨みたい。これまで、攻撃力に長けた横浜FMに対し、セレッソは4-4-2の堅守速攻で対抗し、勝点を重ねてきた。ただし、今季からセレッソも本格的に4-3-3に取り組み、「攻撃サッカー」(小菊監督)に舵を切っている。言わば、その土俵での“先輩格”にあたる相手に対し、真っ向勝負で挑み、勝つことができれば、さらに自信は深まる。古巣戦に臨むレオ セアラは、今節ゴールを決めれば5試合連続となるが、「何よりセレッソの勝利のために貢献する」ことを誓った。

【CEREZO OSAKA】

クラブ設立30周年の今季。明確にリーグ優勝を目標に掲げた中で、「連敗しないこと」「1敗の重みを感じること」は、山下達也キャプテンや登里享平らが常に話してきたこと。まさにチームとしての真価が問われる状況において、相手はACLのファイナリスト。しびれる舞台であり、今シーズン全体から見てもターニングポイントとなる一戦だ。ヨドコウ桜スタジアムに集うサポーターの力も含めたセレッソファミリー全員で強敵を迎え撃ち、勝って力強い再スタートを切りたい。
(文=小田尚史)
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