錦織圭「コンディションは100%」 石黒賢×錦織、全英直前インタビュー
ウィンブルドン初戦を目前に控えた錦織圭(写真)が、俳優の石黒賢氏との対談で意気込みなどを語った 【写真:アフロ】
昨年との違いは「アグレッシブなプレー」
錦織:ありがとうございます。
石黒:心配された(でん部などの)ケガのこと、コンディションについてお願いします。
錦織:コンディションは100パーセント大丈夫です。体もテニスの調子も良いと思います。
石黒:昨年から錦織選手は素晴らしい試合を続けてきています。コーチにマイケル・チャンもつきました。チャンに変わって、今までとどういうことが変わったのでしょうか?
錦織:シンプルに言うと、アグレッシブにプレーをするということが昨年との違いです。よりフォアを使うところですね。強く言われているのは、トップの選手とやる時は攻めるチャンスが少ないので、しっかり攻めと守りのタイミングを見極めるようにと言われています。
石黒:ロジャー・フェデラー(スイス)とやる前に「フェデラーのことを尊敬している」と言ったら「そんなことを言っているからダメなんだ」と叱られたという話は本当ですか?
錦織:そうですね、トップの選手とやる時に、勝ちにいくのと試合をやりにいくのには差がある。「しっかり勝つ気持ちを持って試合に入れ」と強く言われています。
サービスキープが第一の課題
錦織:サーブが鍵になるので、しっかり集中力を持って自分のサービスキープをするのが第一の課題です。もちろんストロークでもいつもより前に出ていけるように、少しステップインします。クレーやハードコートに比べてプレーも変わってきます。そこをしっかり意識してやりたいです。
石黒:コーチのダンテ・ボッティーニとサービスを入念に練習していると聞いています。具体的にどういうことを課題と感じながら練習しているのでしょうか?
錦織:最近は毎日少しずつですが、リズムを崩さないように。あとはトスの位置や細かいところを気にしながらやっています。具体的には、打点を高くするところ、トスの位置にブレがあるところですね。打ちやすいところで打てるようにと意識しています。
石黒:昨年も3回戦まで進出しました。2年連続です。1回戦で戦うケニー・デ・シャプール(フランス)について、どれくらい前情報があって、どういう試合をしようと思っていますか?
錦織:あまり情報が無いです。背が高くて、サーブが良いということだけです。リターンも鍵にはなると思いますが、なかなかブレークできないと思うのでしっかり自分のサービスゲームに集中してやることが先決だと思います。