【リアルジャパン】“力道山三世”力&百田光雄が初参戦=金原弘光が藤波辰爾と異色コンビ結成

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初代タイガーが評価する力の「真っすぐな気持ち」

“力道山三世”力と百田光雄親子がリアルジャパン初参戦。力は初代タイガーマスクが認めた「真っすぐな気持ち」を発揮できるか!? 【リアルジャパンプロレス】

 リアルジャパンプロレスが17日、都内・掣圏真陰流神楽坂スタジオで記者会見を行い、4.16国立代々木競技場第二体育館大会『STRONG STYLE RETURNS PROJECT』の追加対戦カードとして、藤波辰爾&金原弘光vs.維新力&小笠原和彦、百田光雄&折原昌夫&力(ちから)vs.グラン浜田&ウルティモ・ドラゴン&間下隼人、スーパー・タイガーvs.グレート・タイガー(レジェンド選手権試合)、タカ・クノウvs.若翔洋の4試合を発表した。
 大相撲・元関脇の貴闘力がプロレスデビューを果たす今大会。その貴闘力が“世界一性格の悪い男”鈴木みのるとタッグを結成し、大仁田厚&矢口壹琅と対戦することが決定したこともあって、大きな話題を呼んでいる。そんな中、さらに注目カードが4試合追加された。

 リアルジャパン初参戦となる百田&力親子は折原と組んで、浜田&ウルティモ&間下の6人タッグマッチに出場する。昨年の12月16日に開催された『力道山没50年記念興行』でデビューを果たした“力道山三世”力は、これまでで計4試合を経験。まだ戦いに余裕はなく、ただただ懸命に戦うことしかできていないが、初代タイガーはその姿勢を高く評価する。

「力選手のデビュー戦を僕はリングサイドで観させていただきましたが、一生懸命にやっていた。その一生懸命やっている姿に、力道山先生の姿を見させていただきました」と戦う姿が力道山と被ったという初代タイガーは、「あの試合を観て、“これで良かったのか?”と言っている人たちの目が私は信じられません。リングの中は戦いなんだ。戦いの中で一生懸命やることなんだ。それを力選手が出していたじゃないかって」と指摘。「学芸会みたいなことをやっているような試合ではなかった。その一生懸命さに、百田さんの指導の素晴らしさがあるんではないかと感心して試合を観ていました」と絶賛した。

 初代タイガーがことあるごとに強調してきたプロレスの基本は、「派手な技」ではなく「真っすぐな気持ち」。それを愚直に発揮する力は、リアルジャパンにぴったりな選手と言える。

力が新技「セイバーチョップ」投入を示唆

4.16までに映画『スターウォーズ』の武器ライトセーバーから名付けられた必殺技である「セイバーチョップ」に磨きをかける力 【リアルジャパンプロレス】

 対戦相手には超一流のルチャ戦士である浜田とウルティモがいる。力は「ルチャリブレ系の選手の方とは試合の経験がないんですが、一試合一試合を勉強と思いまして、相手がどういう動きだろうと、自分のやり方でぶつかっていって、また勉強させていただこうと思います」と不安な気持ちを垣間見せたが、初代タイガーは「ルチャリブレに合わせるなと。戦いに持ち込むしかない」とアドバイス。「力道山先生の空手チョップを思い出していただきたいんですけど、一発一発が必死なんですね。一発一発で殺してやろうと一生懸命やっている。力選手は気合いを入れて打っていましたけど、あの10倍の力が必要であって。10倍の力というか、気合いですね」とさらなる激情を叩きつけて欲しいと期待感を示した。

 父・百田からも「一生懸命さが一番大事だと思うので。さっき佐山先生が仰ったように、前向きにガンガン行くところがお客さんに声援してもらえるという部分が絶対あると思うんでね。彼が一生懸命やって、顔を鬼のようにして向かっていくところが、彼には一番大事なのかなと思っています」とエールを受けた力は、新技「セイバーチョップ」の投入を示唆。映画『スターウォーズ』の武器ライトセーバーから名付けられたこの技は、コーナー最上段から放たれる豪快な袈裟斬りチョップで、現在は実戦で磨きを掛けている最中だ。代々木大会で火を噴けば、一気に技の知名度も上がり、力の注目度もさらにアップすることだろう。

 さっそく初代タイガーは「コーナーに上がる時が一番大切だと思いますね」と助言。レジェンドレスラーが多いリアルジャパンマットで、“虎の遺伝子”をはじめ、さまざまな選手のプロレス観に触れるのは、力にとっても有意義なことになるに違いない。力にとって初のビッグマッチ出場は実りのある戦いになりそうだ。

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