市立船橋・磐瀬「勝って勢いに乗りたい」=第92回全国高校サッカー選手権大会抽選会

スポーツナビ

國學院久我山 渡辺夏彦主将

開幕戦で熊本国府と対戦する國學院久我山の渡辺夏彦主将(左) 【スポーツナビ】

「勝負強いチームに仕上がっている」

 チームメートから開幕戦を引き当てて来てくれと言われていたので、実現してホッとしています。(改修前の)国立最後という特別な大会で行われる開幕戦なので注目度が高いと思います。その舞台にふさわしい試合をできるようにという使命感があります。一昨年の開幕戦にも出場したけど、国立はロッカールームから伝統を感じさせるところで、ワクワクする気持ちにもなるので楽しみです。

 僕と平野佑一、富樫佑太の3人は1年生から試合に出ていて2年前の(選手権の)開幕戦にもスタメンで出ていますので、この3人が軸になっていることは今年の勝負強さにつながっていると思います。李済華(リ・ジェファ)監督は学年には関係なく実力主義でメンバーを選ぶのですが、例年に比べ今年は3年生が試合に出ることが多いです。特に中盤より前のスタメンは全員3年生ですので、ここぞという場面で点を取れるということで今年は勝負強いチームに仕上がっていると思います。

(残り約1カ月半はどんな調整をする?)選手権の予選をやっていく中でチームはどんどん良くなってきたと思いますし、残り3節を残したプリンスリーグでしっかり昇格を決めて、少しでもチームの力を上げて選手権に臨めるよう頑張りたいです。(対戦相手を意識した練習はする?)それはまったくないと思います。相手の強みとかを分析することはありますけど、基本的にはいかに自分たちのサッカーができるかとか、そのクオリティーをどれだけ高めることができるかというのが勝敗に関わってくると思っています。

(渡辺選手の強みは?)状況判断が優れていると思っています。その状況判断がペナルティーエリア内のような危険な場所でできるので、ゴールに向かっていく、相手にとって怖いプレーができるというのが僕の最大の持ち味です。

星稜高校 河崎護監督

「初戦必勝でいかないといけない」

 初戦は、戦い辛い。うちは気が小さいのか、昨年こそうまくいったけれど、初戦をなかなか勝てないという時期もあった。とにかく初戦必勝でいかないといけない。初戦だけは相手を研究できるので、うまく乗り切りたい。一条というチームについてはあまり知らないが、監督の前田(久)君はよく知っている。緻密なサッカーをして来ると思う。しっかりつないで、選手の特徴をうまく出しながらやってくるのではないかと思う。相手のキャプテンの子(橋口雅史)のコメントを聞く感じだと3トップなのかな。前の選手の特徴を生かすというようなことを言っていたね。そういうチームにどう対応するか。

富山第一 大塚一朗監督

「良いところを消される試合になる」

 強い相手(長崎総科大附/長崎)になったので嫌ですね。富山勢は、長崎勢とよく当たる。少し前で言うと、国見とやって1回戦で負けるなんていうイメージがあって、相性が良くないのかなと思う。ただ、相手のキャプテンの子(小橋川政一郎)が「相手は格上なので」と言ってくれたから、それに乗っかってちょっと格上でいさせてもらおうかなと思う(笑)。やりにくいと思ってもらえればいいかな。長崎総科大附さんとは、昨年にお互いが高校総体で敗れたあとに練習試合を申し込まれて、長野の松商学園さんのグラウンドで練習試合をさせてもらいました。多分、5−0か6−0で勝ったと思うけど、マンツーマンで厳しくやられた記憶があるから今年はどうなるか。

 良いところを消される試合になるのかなと思うので、うちの良さがどれだけ出せるかが鍵になるかもしれない。抽選会は選手のときに来たことがあるけど、監督になってからは初めて来た。緊張感は独特ですね。一戦一戦勝っていかなければいけないわけだけど、3年連続でプレミアリーグ(高円宮杯)にいるのは伊達じゃないぞというところを見せたい。

<了>

取材協力:平野貴也

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