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ザック監督「十分に準備ができなかった」
コンフェデ杯 メキシコ戦後会見

強豪とのギャップを埋めていくことはできる

――3試合で感じた手応えと、この1年でやらなければならないことを教えてほしい(大住良之/フリーランス)


 ブラジル戦はアプローチを誤った。試合が始まってからは個性が控えめになってしまった。アウエーゲームのとき、しかも素晴らしいチームの地元でプレーするとき、我々はそうなることがある。最初に失点したときから、あまりいいゲームはできなかった。


 イタリア戦はハイレベルな試合だった。体調が整っているときはこのようなプレーができることを見せられた。対戦相手はある程度重要だが、コンディションが最高のときは、我々はこういうプレーができる。イタリア戦では国際試合の経験不足があらわになった。70分までは我々が試合を支配していた。我々はさらに向上しないといけない。イタリア戦はアプローチが良かったと思う。メキシコ戦もアプローチは良かったし、集中していた。プレーに対する意志も表れていた。しかし選手たちはやはり疲れが出ていた。イタリア戦の疲れが残っていたので、十分に回復できていなかった。


 とはいえ、コンフェデ杯でこうした経験を得ることで、改良点を確認したかった。来年のW杯に向け、世界の強豪とのギャップを埋めていくことはできると思う。まだ1年あるので、その点をしっかり頑張っていくつもりだ。いくつかの親善試合があるし、かなりの試合を控えている。日本サッカー協会にいくつかのアウエーゲームを調整することを要請している。アウエーで試合をすることで国際的な経験ができると思う。それが目的だ。


 また、私自身も最適な選手を選ばないといけない。今大会で選手の何人かはあまり休養できていなかった。シーズン中はクラブでプレーできていなかった選手もいた。体調は必ずしも良くなかった選手がいた。長友はここ3カ月で数ゲームしかしていないし、本田もこの7カ月で数ゲームしかしていない。理想的な体調ではなかった。W杯の予選の方も考えなければいけなかったので、コンフェデ杯の準備はできなかった。ポイントはゼロで終わったのは残念だが、一番大きな目標は個性を確認することだった。試合の流れは残念で悔しい。イタリア戦をモノにできなかったのが悔しい。弱点をさらに見いだすことができなかった。しかし、第2戦と第3戦は満足できる内容だったのではと思う。


――本田の出来に関してはどうか? 後半は足が止まっていて交代が必要だったのではという出来だったが


 本田は今大会のために十分な準備ができなかった。プレーすることで体調を整えるしかなかった。だから出場させた。ただ、イタリア戦から体調の回復ができなかった。

チームの性格を変える気はなかった

――勝ち点ゼロで終わったこと、セットプレーと立ち上がり、終盤の失点が続いたことについてはどう思うか?


 日本は勝ち点を取れなかった。ポイントを取りたかったが実現しなかった。その理由は、先ほどや前の試合でも言ったが、十分に大会のための準備ができなかった。また、前半開始の数分で失点、後半でも失点しているが、これもやはり体調が十分でなかったためだ。選手はすでに疲れていた。以前のコンディションではなかった。選手によっては、オーストラリア戦の前日に代表として集まったということもある。いくつかの試合が続いたが、体調を回復する余裕はなかった。そこは考慮しなければいけないと思う。イタリア戦から2日後でこの試合があった。イタリア戦の次の日、体調回復に務めた。昨日はもう最終練習だった。だから燃料タンクに燃料はそれほど入っていなかったと思う。


――コンディションがいい控え選手を起用する考えは?(宇都宮徹壱/フリーランス)


 選手交代は何人かした。先発は3人ほどイタリア戦から代わった。チーム全体を変えるとアイデンティティーを変えてしまうことになる。日本はイタリア戦ではよくやったと思う。だからチームの性格を変える気はなかった。今日はスタメン3人を代えた。試合中、どこで交代できるかを見極めた。戦術的に変更する必要があって、サイドで高い位置を取る必要があった。失点はディフェンスラインの人数はそろっていたが、空中戦で入れられてしまった。非常に良いヘディングシュートだったと思う。


<了>


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