香川真司「決定力の差を痛感した」=コンフェデ杯、イタリア戦後コメント
内田篤人(シャルケ04/ドイツ)
立ち上がりはチームとしても良かったと思います。パスをつないで点も取れてたので。自分たちの時間帯に耐え切れずに失点しているようではイタリアには勝てないですね。(2点取った後に)3点目を取りに行こうという意識はあったので、悪くはなかったですけど、課題のセットプレーから取られました。
(1失点目はセットプレーからだったが)映像を見ていないのでブロックをされているのか、何にやられたのか分からないですが、残り4分のところですか。ブラジル戦も残り3分のところでやられているので、気をつけなければいけないと分かっているのですが。向こうも点の取り方というか、取れる時間帯を知っていると思いました。(後半の最初に失点したが)監督はハーフタイムに後半の10分で試合が決まるって言ってたので、分かってはいたのですが、向こうもそれを分かっていたのだと思います。(後半の立ち上がりのイタリアについて)日本と戦って1−2で負けてるイタリアはやっぱり世界が許してくれないと思いますし。ウチもイタリア人の監督なので。
(ブラジル戦で世界レベルには慣れたか?)試合前の個人個人の心の準備に関してはやっぱりブラジル戦の前とは違ったところがあると思います。こうやって自分たちが腹立たしいというか、そういう思いで試合に臨めたので。でも負けですから。内容どうこうと言っても負けているので。僕は内容が良かったからというのはあんまり好きじゃないです。
岡崎慎司(シュツットガルト/ドイツ)の
自分の思うところにポジションを取っていたので、それがうまくいったかなと。ある意味、気を遣わなかったということだと思うんですけど、そういうところが良い距離感を生んでいたのかなと思います。みんな自信を持ってサッカーができていたのを感じながら、自分もできました。だから、前に行けたんだと思います。不安そうに後ろが回していると、自分たちも「大丈夫かな」という気持ちになるけど、チームとしてみんなが前を向いてサッカーをしていたので、ボランチもボールを受けてくれたし、そのなかでこういうプレーができたのかなと思います。
(PKを獲得したときの相手のバックパスは予想していた?)そうですね。さっきも言いましたけど、相手は消極的なプレーをしていたので、絶対に来るなと思っていました。PKかどうかは微妙だとしても、前回のメキシコ戦も見ていたので、「あるな」と思っていました。(ゴールシーンは)チャンスが2回あったので、2回目もファーサイドに誰か入っていたら、たぶん入ったと思う。そういう意味で、狙いは成功したという感じです。デ・ロッシがそんなに僕のマークにしっかり付く感じではなかったので、ニアサイドに入れば行けるかなと思って、ゴールを決められました。
遠藤保仁(ガンバ大阪)
先に点を取って、2点目も良い時間帯に取れたので、できれば2−0のまま後半を迎えられれば良かったかなと思いますけど、全体的には良い入り方ができたと思います。テンポ良く回せましたし、プレスのかけ方も高い位置からうまくハメれたと思うので、入り方は良かったと思いますね。
(前半の失点について)前半の中では一番きつい時間だったので、ある程度前からプレスもかけていましたし、セットプレーはもうちょっと全体的に集中しなければいけなかったかなと思いますね。1点目を取ったら2点目を取りに行こうという姿勢をみんなで示していましたし、2点目を取ったあとも変わらず点を狙っていたので、前半は全体的にほぼ自分たちのペースで試合を運べたんじゃないかと思います。
チャンスがあったので、追い付けると思っていましたし、3−3になってからも4点目を取りに行く姿勢は前面に出せたと思うので、その姿勢はいいと思います。あそこで引き分けでもいいとは考えていなかったので、勝ち切ることを頭に入れてやっていました。チャンスも多かったですし、一本決められればという感じですけど、そこで決め切らないと、あとあと厳しくなってくると思います。
川島永嗣(スタンダール・リエージュ/ベルギー)
前回のブラジル戦では不完全燃焼の思いを感じていましたし、自分たち自身がこれまでやってきたことをピッチで表現できなければ、自分たちがどこにいるのかも分からない。そういう意味で今日は立ち上がりからチャレンジできたと思いますし、残念な結果になりましたが、自分たちがさらに上にいくんだというのはピッチで表現できました。
失点の時間帯も、ああいうところで来るというのは分かっていましたけど、結果的に点を取られてしまいました。もっと自分たち自身で落ち着ければ良かったと思います。最後の失点もそうですけど、失点の形は自分たちが招いた部分あると思います。