マエケンと鳥谷が勢いをつけた16得点大勝=橋本清氏が解説
鳥谷の先頭打者ホームランに尽きる
打線はようやく効率のいい攻撃ができましたし、ホームランもたくさん出ました。その中でもやはり、トップバッターの鳥谷選手でしょう。山本監督は気持ちを買っての起用だと言っていましたが、それがぴたっとハマりました。16点を生んだのは彼の先頭打者ホームランに尽きると思います。日本代表はオランダというチームを脅威に感じていたと思いますが、その見えないプレッシャーや、後に続くバッターの打席を楽にしてくれた一発だったと思います。
また、打てない、打てないと言われていた打線で、きょうも打順を動かしてきましたけど、そこは山本監督や首脳陣が苦しんだ中で、ようやくバランスのいい打線を組めるようになってきたということでしょう。すごくつらい時期もあったと思いますが、それらを払拭できた今回の打線だったと思いますね。米国の決勝ラウンドに行くとまだまだいいピッチャーが出てきますが、弾みがつくいい勝ち方ができました。
また、打てない、打てないと言われていた打線で、きょうも打順を動かしてきましたけど、そこは山本監督や首脳陣が苦しんだ中で、ようやくバランスのいい打線を組めるようになってきたということでしょう。すごくつらい時期もあったと思いますが、それらを払拭できた今回の打線だったと思いますね。米国の決勝ラウンドに行くとまだまだいいピッチャーが出てきますが、弾みがつくいい勝ち方ができました。
米国ラウンドでは自滅しないこと、早く環境に慣れること
決勝ラウンドで必要なことは、エラーや、フォアボールとかで自滅しないこと。侍ジャパンはいいリズムで勝ち上がって来ていますから、細かいところを注意して、当たり前のプレーをしていけば大丈夫。勢いのあるオランダにこんな勝ち方ができるわけですから、きょうのイメージを大事にしてほしい。今回の快勝でファンの気持ちもひとつになったと思います。
そして、もうひとつ重要なことは、環境に慣れること。米国の球場に行くとマウンドの違いとかありますし、日本で野球をやっている環境に比べると、生活のリズムからして全く違ってきます。日本だと落ち着く場所もたくさんあるわけですからね。その意味でも、サンフランシスコは初めての場所ですから、いつもと変わらないルーティンの中で普段に近い精神状態、肉体に持っていくことが大事。とにかく早く環境に慣れることが大事です。
<了>
■橋本清
現日本代表コーチの立浪和義氏らとPL学園で甲子園春夏連覇。巨人時代は「勝利の方程式」のセットアッパーとして活躍した。
そして、もうひとつ重要なことは、環境に慣れること。米国の球場に行くとマウンドの違いとかありますし、日本で野球をやっている環境に比べると、生活のリズムからして全く違ってきます。日本だと落ち着く場所もたくさんあるわけですからね。その意味でも、サンフランシスコは初めての場所ですから、いつもと変わらないルーティンの中で普段に近い精神状態、肉体に持っていくことが大事。とにかく早く環境に慣れることが大事です。
<了>
■橋本清
現日本代表コーチの立浪和義氏らとPL学園で甲子園春夏連覇。巨人時代は「勝利の方程式」のセットアッパーとして活躍した。