パンクはロックからベルト奪回なるか!?=WWE『エリミネーション・チェンバー』プレビュー
WWE王者ザ・ロックvs.CMパンク
王者ロック(右)と挑戦者となったパンク(左) 【(C)2013 World Wrestling Entertainment,Inc. All Rights Reserved】
パレードをするには、まだ早い。そしておそらく、祝勝会、皆やチーム・ブリング・イットへの感謝を示したツイート、さらに再びWWE王者になったことを宣言するのも、少し早まったことだったかもしれない。
そうRAWで勝利を祝ったこと自体、時期尚早だった。なぜなら、長期的な意味では、CMパンクとザ・ロックとの決着はついていないからだ。
ではどうすれば決着がつくのか? 434日間も王座を保持していたパンクが 、彼の言葉を借りるならば、“人生そのもの”でもあるWWE王座を奪われた瞬間に、両手を挙げてあきらめるはずはない。
それゆえ、ロックが新王者としてWWEファンと祝杯をあげている最中に、パンクがエリミネーション・チェンバーでの再戦をすかさず要求したことも驚きではない。
そして、もちろんそれをロックが受諾したことも当然のことだ。
CMパンクが王座を保持していた最後の日にぶちまけた熱弁の中で、ロイヤルランブルを終えた今、正しいと思われることが1つだけある。
彼はロックからピンフォールを奪った。もちろん、ザ・シールドと推測されるグループがロックを急襲したために、容易くピンフォールできたのだが。
しかし、ミスター・マクマホンが試合再開を告げた直後に、ロックはすでに呼吸が十分に整い、パンクを撃沈し、8度目のWWE王座を手にすることに成功した。
つまり、ザ・ロード・トゥ・レッスルマニアの最も壮絶な通過点、エリミネーション・チェンバーで、ロックは再び試練を向かえることになる。なぜなら、CMパンクは同じミスを繰り返さないし、煮えたぎるほどの怒りに燃えている。
パンクがWWE王者であるべきだった、という意見は一部に存在する。そして、ロックが1度の勝利でこの戦いに終止符を打ったと考えているなら、ロック政権はすぐにお終いにして、パンクが3度目の王者になるべきだ、という意見も確かに存在しているのだ。
挑戦者決定エリミネーション・チェンバー戦
レッスルマニアで世界ヘビー級王者に挑戦するのは誰か? 【(C)2013 World Wrestling Entertainment,Inc. All Rights Reserved】
WWE最大のショーで、誰もがうらやむベルトを懸けて戦うために、周りを裏切り、叩きのめし、マットに沈めることができるか?
2月17日に開催されるエリミネーション・チェンバーで、鋼鉄の建造物の中で、世界ヘビー級王座への挑戦者として「レッスルマニア29」で戦う権利を懸けて6人のスーパースター達が繰り広げる戦いこそ、この質問が当てはまる時はない。
参戦者は、スマックダウンのGM、ブッカーTに選ばれた、いずれも元世界王者たちだ。
そして彼らは、チェンバーの中で、それぞれ、かつて自分のものだったベルトを取り戻すために、全てを投げ出さなければならない。
ダニエル・ブライアンは、シングルプレイヤーとして、かつての冷酷無比な姿を呼び戻さなければならないだろう。
ブライアンは、ケインと共にタッグ部門で頂点に立ったが、エリミネーション・チェンバーはチームワークを発揮する場所ではないし、昨年のこの場で世界ヘビー級王座を獲得した時に使ったずる賢い作戦を使うこともできない。
「レッスルマニア28」で記録した18秒負けの屈辱を晴らすチャンスを手に入れるために、彼は全力を注がねばならない。
どのマッチアップでも有利と目されることのないレイ・ミステリオには、奇跡が必要かもしれない。
ここ2年にわたり、ミステリオはケガに悩まされ続けてきたが、まだその体内には大きな炎が宿っている。
勝ち目が少ないとされるミステリオだが、これまでに数々のスーパースターを打ち倒してきた。この戦いでも、大舞台への道を切り拓くために、代名詞とも言える強い精神力を発揮しなければならない。
ランディ・オートンは、これまで以上に狡猾かつ冷徹な戦いを披露しなければならない。
エリミネーション・チェンバーの舞台や周囲からの過剰な期待には慣れているオートンだが、頂点を目指してはい上がる過程で、彼の首を狙ってくるかつてのライバル、敵、パートナーと直面していかなければならない。
そして、この他の参戦者が3人もいる。レッスルマニアに向かう道は常にそうだが、険しく危険にあふれている。開催地ニューオーリンズのバーボン・ストリートに集う元王者達は、それぞれがどんな準備をしてきたかリングで答えを示さなければならない。
このほかにも、ジョン・シナ&ライバック&シェイマスとザ・シールドの6人タッグ戦、アルベルト・デル・リオとビッグショーの世界ヘビー級王座戦など、見どころ満載となっている。どうぞ、お見逃しなく!
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