佐藤嘉洋「やっぱり強かったと思われたい」=Krushインタビュー

株式会社グッドルーザー

健太「100パーセント勝ちにいきます」

ビッグネーム相手にも臆することなく「勝ちにいく」と宣言した健太 【t.SAKUMA】

――最初にこのオファーを受けて、率直にどう思いましたか?

 すごいビッグネームなんでモチベーションが上がりましたね。

――いつか佐藤選手と戦うんじゃないかという予感はありましたか?

 予感はなかったですけど、Krushでチャンピオンになった時に佐藤選手とやりたいという気持ちがありました。佐藤選手は中量級では誰しもが認めているトップ。この業界、いろいろなベルトがあって、本当の日本一が分かりづらいと思うんですけど、70kgに関して言えば実力的にも、一般の評価でも佐藤選手が日本一じゃないですか。だから佐藤選手に勝って自分が(日本一になる)、と思っていました。それが一つの目標でもありました。

――これまで佐藤選手と接点はなかったのですか?

 初めて佐藤選手がブアカーオとやった時、佐藤選手が大会後にNJKFのセンチャイ興行を見に来ていたんですよ。僕はまだデビューしてすぐのただの格闘オタクだったので「握手してください。写真を撮ってもらってもいいですか?」とお願いしたら、それを快く受けてくれました。しかも試合に負けた直後なのに関係者の方たちにもちゃんと挨拶をしていて、すごい人だなとリスペクトして見ていましたね。

――ファイターとして佐藤選手にはどんな印象を持っていますか?

 自分の試合を貫く強さがあると思いますね。でも試合をする可能性があると思うようになってからは、ずっと対戦相手として佐藤選手のことを見てきて、どうやって戦えばいいかを考えていたんですよ。周りには「大丈夫なの?」と思われているかもしれませんが、僕はこの試合がチャレンジだとは思っていません。自分がどこまで通用するかなんて気持ちは毛頭ないですし、僕は100パーセント勝ちに行きます。玉砕する覚悟で差し違えるとか、そういう風には思っていないですね。

――佐藤選手は魔裟斗選手以外の日本人選手には負けがなく、文字通り日本最強の選手です。その図式を変えたいですか?

 はい。人が変えても意味がないんで、僕が変えたいです。佐藤選手に勝てば自分の評価も変わるだろうし、もっとチャンスが増えると思います。

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