UFCライト級王者ベンソン・ヘンダーソンの食生活
UFCライト級王者ベンソン・ヘンダーソンの食生活に迫る 【Zuffa LLC via Getty Images】
ベンソン・ヘンダーソンは聖書に関連した書物を読むことを好む、生活のすべてにおいて実直な人間だ。米国時間12月8日にネイト・ディアスとの対戦を控えている、このUFCライト級王者はジムに入り浸っていることでも有名であり、一日に4度のトレーニングを自身に課す。29歳であるこの男はいかにして世界王者に対する情熱を燃やし続けているのか? スポーツ界で最もアグレッシブで、多才かつ常人離れしているファイターの一人である“スムース”が、自身の食習慣について語る。
白米に文句を言っているのか!?
トレーニング中は少ない量で1日8食も摂るという 【Zuffa LLC via Getty Images】
「家族に韓国人がいたから、朝食、昼食、夕食では白米、牛肉や豚肉などを食べていた。それに、キムチやロールキャベツ、辛くしたきゅうりやカブなども多かった」
「大学時代のルームメイトが韓国人で、三食キムチを食べていた彼に影響されたのもあるよ」
――好物の韓国料理はどのくらい食べるのか?
「キムチは今でも食べているよ。毎日ではないけど、週に2度くらいかな。とてもヘルシーだ。周りからは『おい、それは体に悪いぞ!!』って言われるけど、僕は『本当に? 白米に文句を言っているのか!? 君たちはファーストフードのハンバーガーを食べているのにそんなことを言うのか? 正気かい?』って言い返しているよ」
――韓国料理は結構な量を食べるのか?
「そうだよ。伝統的な韓国料理は量が多いから、食べ過ぎないように気を付けないとね。白米や肉などは4杯から6杯は食べたいけど、控えなくていけない。トレーニング中でなければ腹一杯に食べるよ」
「一日にトレーニングを4度、というやり方を週3、4日やっていて、そのトレーニング中に食べる量はもっと少ない。満腹では練習なんてできないのは当たり前だ。トレーニングの1時間前に一食、1時間後にもう一食という具合だ。つまり(4回の練習の前後に)少ない量を一日に八食とるんだよ。これで体をコンスタントに鍛えているんだ」
勝利後に食べるものは焼肉、大好物だからね!
「それら(プロテインやサプリメント)は簡単な方法だけど、僕は一切摂っていない。すべては食事からだよ。食事が大好きだからね」
「一食目にはオートミールや卵白、それに全粒パンも食べるかな。それ以外の食事では玄米や鳩の胸肉……七面鳥や魚も時々口にする。野菜もね」
――サプリメントを避けるポリシーについてもう少し。
「サプリメントは一切摂らないだけだ。読んだり聞いたりしてそうしているのではなくて、個人的な好みだよ。自分がしたくないことはしないだけだ」
――夜食など、遅い時間には何を食べる?
「最後の食事時間は午後10時か10時半。鳥肉とたくさんの野菜。その時間にはもう白米は食べていない」
――栄養士はつけている?
「今はいないよ。以前は僕が欲しがっていた知識をたくさん教えてくれた。今もそれらを活かしている」
――計量後や試合前に好んで食べるものはある?
「いや、そういうことは考えないようにしている。考えられないんだ。でも勝利後に食べるものがあって、できるだけ焼肉店に行こうと思っている。これが僕の大好物だからね!」
By Frank Curreri
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