全日本の真田&中之上、天龍プロジェクト参戦決定

天龍プロジェクト

「カブキの名前は汚せない!」父ついに、沸点を超える

“息子”の無気力試合に父カブキが激怒! 【天龍プロジェクト】

 ザ・グレート・カブキも同日に会見。「今回は、前回のTHE KABUKIの事ですけども……」と、やはりR−3大会で無気力試合を演じた息子、THE KABUKIの話題となった。

 カブキは「彼は、無気力試合をやったんですよね。だから、お客さんのことを考えると、許せないとレスラーとして思うんです。レスラーとしてやっちゃいけないことを彼はやりましたからね。R−2で自分と息子との試合で戦いましたけど、全然力量に達していないんじゃないかと。すごくプロレス舐めてるんじゃないかとおもってる。そんなに甘ったるい世界でもないし、自分がカブキになった時に試行錯誤して作り上げたKABUKIの世界観ってものを、自分の息子に汚してもらいたくないわけですよね」と、今年7月のR−2で入れたはずのカツが好を奏さなかったことに落胆している模様。

 さらには、「R−3で無気力試合をしたことがものすごく悔しくてね。次回も無気力試合をしたら、あの名前を取り上げようと本気で思っています。」と、KABUKIのファイトに改善が見られなければKABUKIの名前の剥奪を宣言。天龍が復帰した後は、年末でこの世界から一歩下がるというのが既定路線のカブキだが、成長を見せない息子には、苛立ちを隠せないようだ。
「自分も一歩下がるし、もっと厳しく見ていかないと彼も成長していかないでしょ。(息子が)KABUKIの名前を使っていることについて、今はちょっと恥ずかしいという気持ちがあるから、最終戦ではっきりさせたいと思っています」と、辛辣だ。

「結局、試合ができてないんです。まだ新弟子のくせにリング上で歯を見せたり、笑ったりしたらダメなんです。カッコばっかつけてね。首切りのポーズから、こんなポーズ(ブーイング)したり、そういう暇があるならならもっと攻めろとコノヤロ。パフォーマンスっていうか、そういうの履き違えてる。リングは笑うところじゃないし、笑わせるところでもないんです。場違いじゃないかなと思ってる。技術的にも下手くそ。前回の無気力試合。お客さんが高い金払ってるのにあんな試合してるのは、こいつ舐めてるよって思いますよ。次回で腹決めて、結論出します」と、冷静な語り口ではあったが、父カブキの怒りは沸点を超えていたように見えた。今年6月の会見でも勘当を口にしたカブキだが、その思いは日増しに強くなっていっているのかもしれない。
 以下はカブキのコメント

――カブキさんから今までアドバイスしたことはありますか?

 ありますよ控え室でね。でも結局は、伝えてもそれがわかんない。伝わらないんです。若いからしょうがないんですけど、自分で何かをやりたいって気持ちは判るんですけど、真剣に取り組んでいく姿勢がみえないんです。なんか、ちゃらんぽらんで、リングに上がってテキトーにやってりゃいいやって考えなんです。それはレスラーって言えないんです。がっかりしてるし、もうなにも教えることもないし、彼が体で覚えないと、言ったってダメだから。行ってダメなものは最初からやり直しなさいというしかないし。なにも、こっちが協力してあげる必要もないって。そこまでしてあげる必要もない」

――THE KABUKIが目を覚ますための対戦相手の希望はありますか?

「いや、あのね。相手がかわいそう。とぼけたことをやったりね。自分も長年やってきて、そんなことが許される世界じゃないんですよ。リングの中では、腕を上げて構えて、いつでも行く! いつでも来いって。リングの中は、取るか取られるか、殺るか殺られるかなんですから」

天龍源一郎復帰に向けてのコメント

カブキ(左)と折原が天龍へ激励コメント 【天龍プロジェクト】

■ザ・グレート・カブキ
「大将がカムバックするのは、すごく嬉しいし、やっとこれで重荷も下ろせるような気がします。だから多分、大将がカムバックすれば大丈夫ですから、自分は一歩下がらせてもらおうかと思ってます。その時にはいろいろとまた、違った思いも出てくると思いますけれど、また改めてその時に自分の思いを出していきたいと思います。大将おめでとうございます」

■折原昌夫
「天龍さん、おめでとうございます。僕も大きな怪我して復帰した時も周りからかなり心配されたりとか『辞めとけ』とか色々言われましたけども、実はその本人にしかわからない、プロレスラー本人にしかわからないことがいろいろあると思います。僕と違ってスーパーヘビー級の肉体を持っていますので、腰ですよね、膝と、腰ですよね。体重がかかる場所ですので心配はしています。ただ、やると言われれば、それなりの覚悟があると思いますので復帰楽しみにしています。これからも頑張って欲しいです。天龍さんがいないと僕らもキツイ面がありますので、また先輩として魅せて欲しいです」

〜12.29蛟龍〜最後のピースは西村賢吾に決定

 IJベルト戴冠経験を持つタイガーシャーク(リアルジャパン)の「若手のチャンスを奪いたくない」という男前な出場辞退により、最後の1枠が残されていた〜蛟龍〜の最後のピースがR−3の〜蛟龍〜に出場し、会場を沸かせた西村賢吾に決定した。この決定により、R−2最優秀選手・那須晃太郎、R−3最優秀選手14K、天龍推薦枠で出場が決定したドラゴン・JOKER、そして今回決定した西村賢吾の4名によって真の〜蛟龍〜決定トーナメントが開催される。

 〜蛟龍〜1回戦は、5分1本勝負、引き分け時はオーディエンスによる判定と通例通り。決勝戦は無制限1本勝負の完全決着でIJチャンピオンシップの挑戦権をかけての戦いが繰り広げられることとなった。

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