世界Jr.王者・大和がケニーを挑戦者に逆指名=全日本プロレス
昨日の横浜大会で、宿敵・佐藤光留を破り、2度目の防衛に成功した大和。試合後、バックステージでは「指名したい人がいるので、明日の会見で話します」と予告していたが、一晩考えた結果、この日の会見で発表することになった。
その王者が指名するのは、元王者でもあるDDTのケニーだった。「今年1月3日にケニー選手に挑戦したんですが負けました。現チャンピオンとしては、ケニー選手に勝たないと先に進めません。もう一度闘って勝って、先に進みたいと思い、指名しました。それにケニー選手はKAIが勝っている選手です。負けっぱなしではいるわけにはいきません!」と鼻息荒く語った大和。「ベルトはKAIが奪い返しましたけど、私の心は1月3日から彼に奪われたままです。それを取り戻したい! だから、早く決めていただいて、払拭(ふっしょく)させてほしいです」と、会見に同席した内田雅之社長に要望を出した。
大和「今なら負ける気がしません」
ケニーに関して、「強い選手です。近藤(修司)さんを持ち上げてクロイツ・ラスをやるようなパワーもありますし、空中戦もやりますし、奇策も使う。1月は全てにおいて上をいかれていましたね」と印象を語った大和。しかし、「今なら負ける気がしません」とキッパリと勝利宣言だ。世界ジュニアはケニーによって流出させられたことがあるだけに、今回の闘いは再び流出するリスクがある。それは大和も承知の上。「全日ジュニアを守るために攻めていきます」と、攻めの姿勢でベルトを守る。
また、12月8日では地元の千葉県君津市の君津市民体育館で、興行を初プロモートすることも決定。「君津市に恩返しをしたいということで、チャリティー大会として開催します」と、君津市の協力を得て開催される。大和にしてみれば、全日ジュニアにとっては散々悩まされた相手であるケニーを破り、世界ジュニア王者として地元に凱旋したいところ。それにはケニーがこの大和の逆指名を受けるかどうかが問題となってくる。全ては内田社長の交渉手腕が鍵を握っていそうだ。
■『全日本プロレス チャリティー君津大会』
12月8日(土)千葉・君津市民体育館 試合開始17:00
※大会詳細、出場選手に関しては後日発表
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