世界Jr.王者・大和がケニーを挑戦者に逆指名=全日本プロレス

全日本プロレス

世界Jr.王者の大和はケニーを逆指名。ケー二―撃破に闘志を燃やす 【全日本プロレス】

 9月24日(月)、都内にある事務所で全日本プロレスの世界ジュニア王者・大和ヒロシが記者会見を実施。次期挑戦者に元王者のケニー・オメガを指名した。
昨日の横浜大会で、宿敵・佐藤光留を破り、2度目の防衛に成功した大和。試合後、バックステージでは「指名したい人がいるので、明日の会見で話します」と予告していたが、一晩考えた結果、この日の会見で発表することになった。

 その王者が指名するのは、元王者でもあるDDTのケニーだった。「今年1月3日にケニー選手に挑戦したんですが負けました。現チャンピオンとしては、ケニー選手に勝たないと先に進めません。もう一度闘って勝って、先に進みたいと思い、指名しました。それにケニー選手はKAIが勝っている選手です。負けっぱなしではいるわけにはいきません!」と鼻息荒く語った大和。「ベルトはKAIが奪い返しましたけど、私の心は1月3日から彼に奪われたままです。それを取り戻したい! だから、早く決めていただいて、払拭(ふっしょく)させてほしいです」と、会見に同席した内田雅之社長に要望を出した。

大和「今なら負ける気がしません」

1月は全てにおいて上だったというケニーに対し、「今なら負ける気がしない」と大和は勝利宣言した 【t.SAKUMA】

 内田社長も、「チャンピオンの希望ですし、ケニー選手も次期挑戦者として申し分ない選手です。早速、先方に出向いて調整します」と、大和の要望に応える意向のようだ。
ケニーに関して、「強い選手です。近藤(修司)さんを持ち上げてクロイツ・ラスをやるようなパワーもありますし、空中戦もやりますし、奇策も使う。1月は全てにおいて上をいかれていましたね」と印象を語った大和。しかし、「今なら負ける気がしません」とキッパリと勝利宣言だ。世界ジュニアはケニーによって流出させられたことがあるだけに、今回の闘いは再び流出するリスクがある。それは大和も承知の上。「全日ジュニアを守るために攻めていきます」と、攻めの姿勢でベルトを守る。

 また、12月8日では地元の千葉県君津市の君津市民体育館で、興行を初プロモートすることも決定。「君津市に恩返しをしたいということで、チャリティー大会として開催します」と、君津市の協力を得て開催される。大和にしてみれば、全日ジュニアにとっては散々悩まされた相手であるケニーを破り、世界ジュニア王者として地元に凱旋したいところ。それにはケニーがこの大和の逆指名を受けるかどうかが問題となってくる。全ては内田社長の交渉手腕が鍵を握っていそうだ。


■『全日本プロレス チャリティー君津大会』
12月8日(土)千葉・君津市民体育館 試合開始17:00

※大会詳細、出場選手に関しては後日発表
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント