清水、福澤ら27人が全日本代表に選出 手塚が初のメンバー入り=バレーボール・全日本男子

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2012年の全日本男子メンバーが発表された。清水(写真)ら27人が選出され、ロンドン五輪行きを目指す 【坂本清】

 日本バレーボール協会は30日、2012年度の全日本男子バレーボールチーム「龍神NIPPON」の登録メンバー27人を発表した。

 清水邦広、福澤達哉(ともにパナソニック)、石島雄介(堺)ら、昨年のワールドカップで活躍したメンバーのほか、イタリアで活躍する越川優(パドバ)、ベテランの山本隆弘(パナソニック)らが全日本入り。また、初選出されたのは手塚大(FC東京)ひとりのみとなった。キャプテンは2011年度と同じく宇佐美大輔(パナソニック)が務める。

 今回の発表に際して、植田辰哉監督は「五輪で味わった悔しさは、五輪で喜びに変えなければならない。勝ちたいと強く思う選手とスタッフが一枚岩になり、厳しい戦いに臨む」とロンドン五輪に向けて、意気込んだ。

 昨年は、ワールドカップで思うような結果が残せなかった全日本男子チーム。今季はまず、初戦のワールドリーグ(5月18日〜、日本)に出耒田敬(筑波大)と横田一義(堺)を除く25人で挑む。その後、6月1日〜10日に開催されるロンドン五輪世界最終予選(日本)で、五輪への切符獲得を目指す。

植田辰哉全日本男子チーム監督コメント

「いよいよロンドン五輪の最終予選だ。16年ぶりにつかんだ北京五輪では、本当に悔しい想いを味わった。五輪で味わった悔しさは、五輪で喜びに変えなければならない。まずは予選を勝ち抜き、気持ちを引き締めロンドン五輪に臨む。チームには五輪経験者が増え、予選の厳しさ、そして本大会の素晴らしいイメージを両方持っている。勝ちたいと強く思う選手とスタッフが一枚岩になり、厳しい戦いに臨む。先日、東日本大震災の被災地である岩手県にてバレーボール教室をさせていただいた。その時にともに汗を流した子どもたちの透きとおった眼差しを忘れることができない。私達を応援してくださる方々や、目標にしてくれている子どもたちがいる。その代表として精いっぱい戦いたい」

2012年度全日本男子登録メンバー

初選出メンバーは、FC東京の手塚大ただひとりだった 【坂本清】

1、酒井大祐(30/JT/L)
2、阿部裕太(30/東レ/S)
3、永野健(26/パナソニック/L)
4、枩田優介(29/パナソニック/MB)
5、宇佐美大輔(33/パナソニック/S) ※主将
6、鈴木寛史(28/サントリー/MB)
7、山本隆弘(33/パナソニック/WS)
8、上場雄也(28/FC東京/WS)
9、富松崇彰(27/東レ/MB)
10、田辺修(32/東レ/L)
11、松本慶彦(31/堺/MB)
12、山村宏太(31/サントリー/MB)
13、清水邦広(25/パナソニック/WS)
14、福澤達哉(25/パナソニック/WS)
15、八子大輔(23/JT/WS)
16、石島雄介(28/堺/WS)
17、越川優(27/パドバ=イタリア/WS)
18、米山裕太(27/東レ/WS)
19、越谷章(32/東レ/WS)
20、篠田歩(32/東レ/MB)
21、近藤茂(29/東レ/S)
22、菅直哉(26/JT/S)
23、鈴木悠二(25/東レ/WS)
24、塚崎祐平(25/JT/WS)
25、手塚大(23/FC東京/WS)
26、出耒田敬(20/筑波大/WS)
27、横田一義(25/堺/MB)

※左から背番号、氏名、年齢、所属、ポジション
※年齢は、2012年3月30日時点
※ポジション略号:WS=ウイングスパイカー、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ

<了>
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