5.5巌流島で初代タイガーvs.Uドラゴンの一騎討ち決定
5.5巌流島で一騎打ちが決まった初代タイガーマスク(左)とウルティモ・ドラゴン 【(C)レジェンドプロレスリング実行委員会】
■ウルティモ「初代タイガーの相手は僕しかいません」
リアルジャパンプロレス3.16後楽園ホール大会の試合後、ウルティモは巌流島での初代タイガー戦をアピール。それを受け、LEGEND THE PRO-WRESTLING実行委員会と巌流島大会の実行委員会が協議した結果、このシングルマッチが正式に決定した。
2人は2008年9月18日に行われたリアルジャパン後楽園ホール大会で初めての一騎討ちを行ったが、初代タイガーが回転足折り固めで勝利している。ウルティモにとって初代タイガーという存在は“憧れ”であり、“レスラーを志したキッカケ”でもあったため、その時は「夢が叶った。負けてしまったけど、幸せです」と発言していた。
「これは手前味噌になってしまうんですが、初代タイガーマスクのシングルマッチの相手は僕しかいないといつも思っています。巌流島は宮本武蔵と佐々木小次郎が戦った歴史的な場所ですし、山口県は佐山先生の生まれ故郷でもありますので、ぜひここは僕に任せていただけたらなと。ただ、スパーリングパートナーみたいになるつもりはありません。今年は辰年ですし、僕にとっては25周年になりますから、試合では必ずキッチリと勝利したいと思います」
佐山サトルとして初めての故郷・山口凱旋
08年の対戦では初代タイガーが快勝 【t.SAKUMA】
「実は、初代タイガーマスクの正体が佐山だと分かった状態で下関に凱旋するのはこれが初めて。30年前に帰った時は、正体を明かせず、日本語も喋れませんでした。今回は佐山サトルだということが分かり、下関も凄く盛り上がっています。だからこそ、タイガーマスクらしい試合をしたいというのが僕の願望でした。そこで、一番いい相手なのはウルティモ・ドラゴン選手なのではという結果になりました」
昨年1月、初代タイガーはタッグマッチながらウルティモからピンフォールを奪われている(1月10日、LEGEND THE PRO-WRESTLING後楽園ホール大会、初代タイガーマスク&AKIRAvs.獣神サンダー・ライガー&ウルティモ・ドラゴン)。足を痛めた状態での敗北だったとはいえ、一筋縄でいく相手だとは思っていない。
「私の足に問題があったわけではなく、それだけの実力がある選手。警戒するのは当然かなと思います。僕に憧れている選手の中には遠慮気分になる人もいるんでしょうけど、今回は全然違うと思いますからね。去年から5月5日を目指してトレーニングをしてきて、今は順調に来ていると思います。今回は一番あの頃のタイガーマスクに近い試合ができるんじゃないかと。サマーソルトキックなども復活させたい。巌流島で復活するなんてこれほどタイガーマスク冥利、佐山サトル冥利に尽きることはないと思ってます。山口県民のためにも、日本のためにも、プロレス界のためにもいい試合をやりたいですね」
2007年9月21日のリアルジャパン後楽園ホール大会で行われた小林邦昭戦以降、膝の負傷もあって初代タイガーは代名詞的な技であるサマーソルトキックを封印していた。その解禁を示唆したというのは、それだけ体調がいい証拠だろう。また、昨年から見せなくなったコーナーでのアピールを復活させることも明言している。タイガーマスクは本当に巌流島で復活するのか? この決戦はメインイベントで行われる予定。今後のリアルジャパンプロレス、さらにはプロレス界を占う上でも重要な一戦になりそうだ。
■LEGEND THE PRO-WRESTLING『武蔵・小次郎決闘400年記念チャリティ 巌流島5・5MATCH』
5月5日(土祝)山口・巌流島 開場13:00 開始14:00
【決定対戦カード】
<シングルマッチ 時間無制限1本勝負>
初代タイガーマスク
ウルティモ・ドラゴン
【既報対戦カード】
<タッグマッチ 60分1本勝負>
藤波辰爾、ヒロ斉藤
長州 力、大谷晋二郎
<6人タッグマッチ 30分1本勝負>
長井満也、アレクサンダー大塚、ベアー福田
藤原喜明、スーパー・タイガー、タイガー・シャーク
<シングルマッチ 20分1本勝負>
倉島信行
間下隼人
<九州プロレス提供マッチ タッグマッチ 30分1本勝負>
筑前リョウ太、めんたい☆キッド
阿蘇山、田中純二
※試合順未定
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