ベイダー初参戦、乱入の邪道軍団が初代タイガーをコケに=リアルジャパン
会見全文
突如の乱入騒動に会見場は一転して不穏な空気に…… 【リアルジャパンプロレス】
このカードなんですけど、6人いる中の3人が元バトラーツ。たぶんファンの皆さんもバチバチの試合になるんじゃないかと予想するでしょうけど、勝手にそう決められちゃうとね。いろんな団体を渡ってきて、バリバリのルードを何十年もやってきた僕ですから。折原昌夫がここに1人入っているだけで試合の色が変わっていくというか。あえて変えてやる、そういう気持ちでいますね。
この中でも大相撲から来た元・関脇の若翔洋。彼がリアルジャパンに顔を出した時から、僕はいつか対戦してみたいなと思っていたんですけどね。僕個人の楽しみとしては若翔洋と当たることがあります。
もう1つ、約1年ぶりになりますかね、リアルジャパン一期生である間下君との試合。彼がどれぐらい場慣れしてきたか? プラス、先輩に対してどれだけ牙を剥いてくるか? 虎の牙が本当に彼の中にあるのかどうか? あえて久しぶりに実体験できるチャンスでもありますから。彼から言わせると厳しい試合になると思うんですけど、一期生だから、若手だからという意味で手を抜くつもりはないです。佐山先生には申し訳ないですけど、“ボッコボコのガッツガツ”にやるつもりです。
まあ、石川さんに対してはね、もう何度も試合を重ねてきましたから。彼がどういう戦法で、どういう技を使ってくるかは僕の中にインプットされてます。その点に関しては、うまくクリアできるつもりです。若翔洋と対戦するのは正直ワクワクしてますね。身体が大きいのは見てわかるんですけど、折原昌夫に関しては身体の大きさは無意味かなと。プロレスですから、リングの上、リングの外、すべてのものが僕の中では有りということで。“あれもプロレス、これもプロレス”というジャイアント馬場さんの言葉を僕は今も通してますんで。もちろん勝負にこだわりますけども、若翔洋選手に焦点を絞って戦っていきたいです」
質疑応答へ……しかし招かれざる客が乱入!
ネコじゃらしを取り出した矢口、どこまでも初代タイガーをコケに 【リアルジャパンプロレス】
折原「去年3月……ちょうど1年ぐらい経つんですね、手術をして。首の骨を3本抜かれた僕なんですけど、毎回毎回大会の前にはそのことばっかり聞かれるんですが、今までの勝負に関しては首の調子が悪いから負けたとか、そういう風には思ってないんです。ただ、本調子でないことは確かです。今回に関しても、気持ちは切り換えてますから……」
<ここで会見場に突如として有刺鉄線バットを持った矢口壹琅が乱入>
矢口「おい、リアルジャパン! おお、折原もいるじゃねえか。久しぶりだな。社長はどこだ? 社長はあんたか?」
平井「私が代表の平井です」
矢口「自己紹介しなきゃな。オレサマは大仁田厚の邪道軍団の矢口壹琅だ。この間な、大仁田興行でこっちは“邪道軍団みんなで乗り込む”って話を振ってんだろ? なんだよ、カードが全然出てねえじゃねえかよ。もう1週間しかねえんだろ? なにやってんだ、この野郎」
平井「今は折原選手の記者会見なんで……」
折原「(割って入り)なんだ、お前は」
矢口「いいから、ちょっと待てよ」
折原「場所を間違えてんじゃねえのか?」
矢口「俺は社長に話があるんだ」
折原「じゃあ、日を変えてやれよ。出直してこい」
矢口「いいから、社長来い!(平井代表に詰め寄ると)俺が矢口壹琅だ。わかったな? 大仁田厚が出るまでもないんだよ。いいか、大仁田厚とデスマッチの象徴は、大仁田といつも一緒に戦っているこのオレサマなんだよ」
折原「帰れよ!」
矢口「一言だけ言わせろ。そうしたら帰るからちょっと待ってろ、オラ!」
折原「引っ張り出して帰らせろ!」
矢口「俺が言いたいのはな、初代タイガーは逃げてんじゃねえかってことだよ。俺とのカードを組め。矢口壹琅だ。簡単だろ?」
折原「出来るわけねえに決まってんだろ! 先生ができるわけねえだろ、お前よ」
矢口「いいだろ? リング上で話を付けてやるよ」
折原「そんなもん、持ち込んで来てよ。リアルジャパンのリングを舐めてんじゃねえよ、コラ」
矢口「うるせえよ。舐めてるのはタイガーマスクだろ? 舐めてんだから、ネコじゃないのか? ナメネコだよ」
折原「社長、早く帰せ!」
矢口「その舐めたタイガーマスクにいいおみやげを持ってきたよ。ホラ、ねこじゃらしだよ。おい。初代タイガーマスクに渡しとけ!」
平井「矢口選手は佐山先生と戦いたいと?」
矢口「当たり前じゃねえか!」
平井「大仁田選手との試合が決まっています」
矢口「関係ねえんだ、そんなものは! 殴り込むって言ってるんだからよ。カードが無くたって、俺はこの有刺鉄線バットを持ってリングに殴り込むぞ。わかってんのか? 佐山に言っとけ」
折原「待て、おら!」
矢口「16日の後楽園ホールでは、このねこじゃらしで遊んでやるから言っておけ。わかったか! それだけだ!」
折原「帰れ!」
矢口「うるせえ、折原」
折原「じゃあ、遊びに来い。お前はボコボコにされるからな」
矢口「おう、このねこじゃらしで遊んでやる」
折原「そんなものを持ち込まなかったら何もできないんだろ、お前は」
矢口「うるせえ。凶器を全部持って来てやるよ。リアルジャパン、舐めてんじゃねえぞ。言っておけ、佐山に(去っていく)」
折原「なんだよ……」
平井「……すいません」
折原「おい、矢口! お前はでかい図体して凶器を持ち込んで。俺は記者会見をやってるんだよ。何が言いたいんだよ。ビビッてるのはお前の方だろうが! 佐山サトルがそんなんでビビるか。試しに遊びに来てみい! お前と大仁田? あんなやせっぽちな……過去の栄光だよ。ガッタガタのグッチャグチャだよ。なんだアイツは。後で事務所に連絡しておけよ」
平井「すいません。今、頭が混乱しているんですけど……。確かに大仁田選手の方から申し出があった“デスマッチを受けるのか、受けないのか”ということに関してハッキリ返答をしてなかったことは事実です。もちろんリアルジャパンプロレスはストロングスタイルを標榜してできた以上、デスマッチをすることはできないと私は思っております。ただ、矢口選手は妙なことを言ってて。“大仁田厚が出るまでもない。自分が佐山と戦う”と。これは承伏できるものではありませんので。とにかく事務所に戻りまして、今は合宿中で東京にいない佐山先生に電話で報告はさせていただきたいと思います。いきなりこういうことをされたら困るということは、向こうに抗議をしようと思います。確かに先週の大仁田さんの興行には、向こうが要望したように来場することはありませんでしたが」
折原「(話を遮り、憮然とした表情で)いいから、早く会見をシメろ」
――折原選手自らが矢口選手と戦おうという気持ちはある?
折原「そんなのはさらさらないよ。ただ失礼なヤツだなって。プロレス界にはこういうのが多いけど、場所が違う。俺は正直言って、今回のカードでシャークとの対戦から外されたことに対して怒っているのに。それでも気を取り直して、このカードで精一杯やっていこうと思っている矢先に……。アイツの気持ちがどうのこうのって関係ねえから。それは違う話だろ? さっき言ったように、舐めてるのはアイツの方だよ。
まあ、リアルジャパンに一度も参加したことないから、当然と言えば当然だけどな。遊びに来るんだったら来いよ。逃げも隠れもしないでしょう、誰も。まあ、あれじゃないの。こんなことがあったのを佐山先生が知ったら、試合を組まれない可能性もあるんじゃないかな。これが起爆剤になって盛り上がるどうのこうのっていうのはあるかもしれないけど、リアルジャパンはそういうところじゃないでしょ? 鍛え上げられた肉体、技術をお客さんの前で、四角いリングの上で見せる。そこにはシビアな戦いがある。そういうところだよ。有刺鉄線のバットを持って、記者会見に乗り込んでくる……ふざけるんじゃねえよ。やられちゃうよ。やられちゃうから、あいつらはすぐ。恥をかくのはアイツだよ」
平井「とりあえず、今日の会見をしめさせていただきます」
折原「俺のカードに対して質問ねえのかよ! アタマ来るな」
3月16日(金)東京・後楽園ホール 開場17:30 開始18:30
【追加対戦カード】
<第3試合 30分1本勝負>
“皇帝戦士”ビッグバン・ベイダー(チーム・ベイダー)
タイガー・シャーク(RJPW)
<第2試合 30分1本勝負>
折原昌夫(メビウス)、アレクサンダー大塚(AODC)、矢野啓太(フリー)
石川雄規(フリー)、若翔洋(フリー)、間下隼人(RJPW)
<第1試合 30分1本勝負>
スーパー・ライダー(RJPW)、グラン浜田(フリー)
山本裕次郎(チーム太田章)、斎藤彰文(RJPW)
【既報対戦カード】
<シングルマッチ>
初代タイガーマスク(RJPW)
大仁田厚(フリー)
※試合形式は未定
<レジェンド王座選手権試合>
[王者]スーパー・タイガー(RJPW)
[挑戦者]長井満也(ドラディション)
【出場予定選手】
藤波辰爾(ドラディション)
長州力(リキプロ)
ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)
佐藤光留(パンクラスMISSION)
ほか