ウエストが2年連続勝利!デュラントが初のMVPに輝く=NBAオールスターゲーム

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ウエストが粘るイーストを振り切る

最多の36得点を挙げ、初のMVPを獲得したケビン・デュラント 【Getty Images】

 現地時間26日(日本時間27日)、米国フロリダ州オーランドのアムウェイ・センターで開催された第61回NBAオールスターゲームは、前半だけで88点を挙げたチーム・ウエストが後半チーム・イーストの猛追に耐え、152−149で2年連続の勝利を飾った。

 MVPには、37分の出場で36得点、7リバウンドを挙げたケビン・デュラント(オクラホマシティ・サンダー)が初選出。コービー・ブライアント(ロサンゼルス・レイカーズ)は着実に点を重ね27得点し、マイケル・ジョーダンが持っていたオールスター総得点記録を塗り替え、歴代1位となった。また、数々の豪快なダンクで盛り上げたブレイク・グリフィン(ロサンゼルス・クリッパーズ)が22得点で続いた。

 ウエストは試合開始からデュラント、ラッセル・ウェストブルック(オクラホマシティ・サンダー)らを中心に快調に飛ばし、19点のリードを作り試合を折り返す。第3Q早々に、この日最大の21点差を作りだしたが、ここからイーストが徐々に追い上げを始める。第4Q終盤にはついに1点差まで追い上げられたが、残り37秒でグリフィンがウェストブルックのシュートミスを豪快にプットバック。粘るイーストを振り切った。

最多得点記録を塗り替えるほど得点を量産した両チーム

 デュラントのオールスターMVP獲得は自身にとって初のことであり、オクラホマシティ・サンダー(旧シアトル・スーパーソニックス)にとっては1987年のトム・チェンバース以来のこと。ウエストが前半に記録した88得点は史上最多で、両チーム合計スコアの301得点も延長なしの試合としては史上最多だった。

 デュラントは第3Qまでに34得点し、ほぼMVPを手中に収めていた。第4Qは2得点のみだったが、終盤の重要なところでイーストの11連続得点を止め、追い上げを抑えることに成功。その後、ウエストはグリフィンのプットバックやチームディフェンスで大逆転を許さなかった。

 ターンオーバーを11に抑え(イーストは19)、バランスの取れた攻撃を展開したウエストの影の功労者は12アシストのクリス・ポール(ロサンゼルス・クリッパーズ)。ベンチからは第2Qに活躍したウェストブルックが21得点、現地時間25日(日本時間26日)のスリーポイントコンテストを制したケビン・ラブ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)も17得点を加えた。

 イーストでは、後半の逆襲をけん引したレブロン・ジェイムス(マイアミ・ヒート)が36得点、6リバウンド、7アシストの活躍。チームメートのドウェイン・ウェイドが24得点、10リバウンド、10アシストで、オールスター史上3人目となるトリプルダブルを記録した(過去2人はマイケル・ジョーダン、レブロン・ジェイムス)。
 イーストからの出場は初となったデロン・ウィリアムズ(ニュージャージー・ネッツ)が20点を加えたが、ウェイドとともに逆転を狙ったスリーポイントを決めることはできなかった。

<了>
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