新人アービングが34得点でMVP=NBAライジングスターズ・チャレンジ
NBAライジングスターズ・チャレンジでMVPに輝いたアービング 【Getty Images】
金曜日に行われるこのイベントは、昨年までルーキーチャレンジと称して1年目の選手と2年目の選手が対戦していた。しかし、今年はルーキーとソフォモアの選手をチャールズ・バークレー氏とシャキール・オニール氏がGMとしてドラフトを行い、2チームに振り分けて対戦する形式となった。
試合開始前の選手紹介。バークレー氏の「チーム・チャック」の選手から紹介され、昨年のドラフト1位のカイリー・アービング(クリーブランド・キャバリアーズ)や10年ドラフト1位のジョン・ウォール(ワシントン・ウィザーズ)が大きな声援を受けた。しかし、「チーム・シャック」の紹介が始まると、リッキー・ルビオ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)がアービングやウォールを上回る声援を受ける。次に紹介されたジェレミー・リン(ニューヨーク・ニックス)には更に大きな掛け声。そして、最後に登場したブレイク・グリフィン(ロサンゼルス・クリッパーズ)にはこの日一番の声援がかけられた。その声援の大きさから、よりスターが集まるチーム・シャックが優位に試合を運ぶと思われていた。
流れをつかんだチーム・チャック、アービングが流れをキープ
チーム・シャックは反撃に出て、前半残り3分でようやく4点差に追いつく。しかし、ここでステップアップしたのがアービング。前半3分を切ってから3連続でスリーポイントを沈めるなど、残り3分で14得点。点差を2桁に戻し、試合を折り返した。
後半もチーム・シャックが何度か流れをつかむが、チーム・チャックがチーム・シャックの前に立ちはばかる。アービングは後半開始早々に2連続スリーを決めると、前半も大きく貢献していたジョージ、後半に12得点したウォールらの活躍でチーム・シャックを寄せ付けない。試合は146対133で一度もリードを渡さなかったチーム・チャックが勝利し、34得点、9アシストを記録したアービングがMVPに輝いた。
華々しいプレーを多発したライジングスターたち
有望な若手選手が集結し、華々しいプレーを披露したライジングスターズ・チャレンジ。グリフィンに続きオールスター本戦に出場するライジングスターの出現は、すぐそこのことと思える試合だった。
<了>
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