ネルシーニョ監督「次のチケットを手に入れる」=柏レイソル 監督&大谷秀和 開幕戦前日会見

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大谷「リーグ戦でやってきたことを続けたい」

オークランド戦を前に記者会見する柏のネルシーニョ監督=7日午後、豊田スタジアム 【共同】

――トーナメントを勝ち抜く難しさ、コツはあるか?

ネルシーニョ 相手のことは考えず、気にせず、とにかくわれわれレイソルのスタンダードを打ち出していくことを考えるのが一番重要だと思う。90分間、われわれのリズムを出し、スタンダードを出し、過去2年間やり続けてきたことを出すのが大事だと思う。

――シーズンが終わって間もないが、それについてはどう考えているか。ほかのチームと比べて不利だと思うか?

大谷秀和 ほかのチームのことは気にしていないです。体調面で言いえば、自分たちは試合をしたばかりというのはありますが、ほかのチームというよりは自分たちの持っているものをこの大会で最大限に出すことだけを考えていますし、準備期間は長くはないですけど、その中でも選手全員が100%の準備をするだけなので、そのあたりは気にならないです。

――キャプテンとして世界大会に臨む今のチームの雰囲気はどう感じているか?

大谷 リーグ優勝してから、当然みんなで喜び、そのモチベーションを引き継いだままこの大会に臨んでいると全員が思っています。優勝のことは一旦忘れて、この素晴らしい大会に参加できる喜びを感じながら、ただ参加するのではなく1試合でも多く戦いたいと思っていますし、まず明日の試合、全員が100%の状態で臨んで、良い結果を出すことが大切だと思います。

――ブラジル人の監督と2人のブラジル人選手がいるが、チームにとってどのような存在か?

大谷 まずネルシーニョ監督が来てから、柏レイソルというチームに勝つ文化を根付かせてくれたと思っていますし、勝ちに対する意識は全員が変わったと思う。こうしてタイトルを取れたのは監督のおかげだと思っています。選手もレアンドロ(・ドミンゲス)とジョルジ(・ワグネル)は決定的な仕事をできる選手たちなので、そういう決定的な仕事をできる選手を生かすことを考えています。彼らも日本人のことを尊重してくれています。素晴らしい仲間だと思っています。

――この大会ではどこまで勝ち上がると予想しているか?

ネルシーニョ 先に事が起こる前に言うのは好きではない。とにかく自分たちがやってきた結果、このクラブワールドカップ(W杯)に出場できることをうれしく思う。われわれはステップバイステップで、やらなきゃいけないことをやってここまで来ている。わたしたちが考えているのは目の前のオークランド・シティ戦。勝てばその次に進めるわけだから、われわれもただここに参加するだけではなく勝つことを考え、勝つことを夢見て戦っていく。

――柏にとって国際大会は慣れないと思うが、選手たちの食事などの雰囲気はどうか?

大谷 柏レイソルとして臨む初めての国際大会ですけど、そういうところで選手たちはリラックスした状態でここまで過ごせていますし、こういう大きな大会に参加できるということで全員が期待をしている。その中で参加するだけではなく、勝つことを目的にやっています。まずリーグ戦でやってきたことをこの大会でも続けたいと思っています。全員が楽しみにしていることなので、大会の規模が大きいということで動揺したり硬くなったりというのは感じません。

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