初防衛戦に臨む王者・梶原龍児「誰も超えられない試合を見せる」=12.9Krush

Krush実行委員会

K-1商王者・大和との初防衛戦に臨むKrush-63kg級王者・梶原 【Krush実行委員会】

 12月9日(金)、「Krush.14」後楽園ホール大会にてKrush−63kg級タイトルマッチに出場する梶原龍児に直撃インタビュー! 初代王者としてKrush初となるタイトルマッチに出場する梶原が、初防衛戦への意気込み、そしてKrushのチャンピオンとしてのこだわりを語った。

■危険な相手は大好物、今すぐにでも戦いたい

――本格的な練習を終えて調整に入っている段階だと思いますが、仕上がりはいかがですか?

「プラモデルに例えると各部品を組み立てる段階は終わって、あとはそれを本体にするみたいな感じですね。それが完成すれば、やっぱりKrushのチャンピオンは梶原龍児だなと思ってもらえるだろうし、煽りVTR、入場、試合、僕がリングを降りるところまで全てを見て欲しいですね」

――梶原選手は記者会見で大和選手を「いつか戦う相手」と表現していましたよね。それは試合を見て直感的に感じるものなんですか?

「試合で“男”が見える時があるっていうか、僕が狂拳(竹内裕二)と戦った時も、狂拳が山本真弘選手を倒した試合を見て『俺、こいつと戦いたいてぇ』と思ったんです。僕のそういうものは実現することが多いんですよ、前田(尚紀)さん、(山本)元気さんとか」

――大和選手にそれを感じたのは、やはり「K-1 WORLD MAX -63kg Japan Tournament 2010 FINAL」ですか?

「あの3試合はやばかったですよね。本当にすごかった。拳で倒すところに“男”を感じます。大会当日は尾崎圭司のセコンドについてたんですけど、僕がトーナメントの8人に選ばれたかったというのもあるし、今年のトーナメントでも大和選手と戦いたいと思ってました。でも今回はお互い無傷の状態で戦えるわけだから、それはすごくうれしいです」

――対戦相手が羅紗陀選手から大和選手に替わって、周りからはどんな反応がありましたか?

「会見でも話した通り、分かりやすくなったよねって言われます。色んな見方が出来るじゃないですか。Krush対K−1だったり、若手対ヘッズだったり、お互いパンチャーで打ち合いが好きだったり」

――でも本当に最後の最後に決まったビッグマッチですよね

「はい。僕と大和選手が戦うんだったら、試合終了の0コンマ何秒まで絶対に見逃せない試合になりますよ」

――スリリングな試合になることは間違いないと思うのですが、逆に梶原選手にとっても危険な相手だと思います

「俺はそういう相手が大好物です。もう今からでも試合したいくらい。記者会見の写真撮影で向かい合った時にも、思わず一歩前に出そうになりましたから」

――大和選手と向かい合って何か感じるものはありましたか?

「すごく強い目をしてました。ファンの人たちも試合前にリング上で2人が向かい合った姿を見れば非日常を感じてくれると思います。きっと彼もいい仕上がりでリングに上がってくるだろうけど、僕は100パーセントで来た彼を全て上乗りします。スピード、テクニック、パンチ力、戦術、魅せ方……それがチャンピオンの仕事ですから」

ただ勝つだけじゃなくてKrush王者の勝ち方をします

「Krush=梶原龍児」を証明することができるか!? 【Krush実行委員会】

――Krushとしては王座決定戦ではない、初めてのタイトルマッチになります

「間違いなく(ベルトを)失いたくないですよね。そのためには勝たないといけないし、ただ勝つだけじゃなくてチャンピオンの勝ち方、Krushのチャンピオンの勝ち方をします」

――ずばりどういった試合を見せたいですか?

「これからKrushのタイトルマッチは続いていくと思うんですけど、僕はオリジナルにこだわっているんで、歴代のタイトルマッチの中であの試合が一番燃えたよねっていう、誰も超えられないものを見せたいです」

――まだ大和選手との一戦が残っていますが、梶原選手にとって2011年はどんな1年でしたか?

「ベルトを取れて自分に自信を持てた1年でしたね。去年の今頃は『今まで名脇役だったから、今度は主役になりたい』って言ってたじゃないですか。ベルトを取ったこともそうだけど、僕のところに挨拶に来てくれる他のジムの若い子たちの目が変わったんですよ。尊敬している反面、俺のことを倒したがってるんだなって。昔の僕もそういう目をしていて、その時のことを思い出します」

――チャンピオンになって色々なプレッシャーを感じることもありますよね

「確かにあります。でも僕はプレッシャーをはねのける方法を知っているし、チームドラゴンにいる時点でいつもプレッシャーは感じているんで。周りにはチャンピオンとしての梶原龍児が好きって人たちもいますけど、そこまでプレッシャーには感じてないんですよね。僕はもう次の試合で勝つと決めてるから。今年は4月30日からKrush=梶原龍児というストーリーが始まって、12月9日にみんながやっぱりKrush=梶原龍児だと思って終わる。そして『2012年のKrushは誰が梶原龍児と戦うか?』がテーマの1年になっていくと思います」
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