大和哲也インタビュー「男と男の熱い試合をしたい」=12.9Krush

Krush実行委員会

Krush王者・梶原に挑戦する大和が決戦へ向け意気込みを語ってくれた 【t.SAKUMA】

 12月9日(金)、「Krush.14」後楽園ホール大会にてKrush−63kg級タイトルマッチに出場する大和哲也に直撃インタビュー! NJKFの同胞・羅紗陀の負傷欠場を受けて急遽参戦が決まった大和が、Krushのタイトルに挑む意気込みとともに、王者・梶原龍児と戦うことへの心境を語った。

■Krushには借りがあるので、それを返してもらう

――急遽、試合が決定する形になりましたが、オファーを受けた時はどんな心境でしたか?

「羅紗陀選手が怪我で(試合に)出られないということで、同じNJKFの同胞の選手として、ここは僕が出たいなと思いました」

――ベルトがかかった試合ですが、色々と考えましたか?

「自分もタイトルマッチという部分で気にすることはありましたが、その前に梶原選手と戦うことがあって。梶原選手とは戦いたかったし、いつかは戦うだろうなと思っていました」

――それは具体的にいつですか?

「去年の8月に梶原(龍児)選手と石川(直生)選手が戦ったのを見て、どちらかと試合をするだろうなと感じました。だから今回がそのタイミングだったんだなと思います」

――大和選手から見てKrushのリングはどのように映っていますか?

「今の格闘技界、キックボクシング界で、すごく盛り上がっている団体だと思います。Krushに出たい選手がたくさんいる中でトリを務めさせてもらうのはありがたいですし、Krushは2度目の試合なので、今回はしっかり勝ちたいと思います」

――前回のKrush参戦は昨年9月20日の「Krush.10」で、この時は卜部功也選手にダウンを奪われて判定負けという結果でした

「まあ悔しいですよね(苦笑)。それも含めてKrushのリングには借りがあるんで、今回の試合でその借りを返してもらおうと思います」

――最近はヒジ・ヒザありのキックルールで試合をすることが多かったと思うのですが、ヒジ・ヒザなしのKrushルールで戦うことについてはいかがでしょうか?

「練習はヒジありでずっとやってきたので、ヒジを封印するというだけで、あとはいつもと変わらない試合をしたいと思います」

勝っても負けても忘れられない誕生日になる

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――対戦相手の梶原選手にはどんな印象を持っていますか?

「クレバーな戦い方をする選手で、巧くてテクニシャンだなと思いますね。元プロボクサーなのでパンチも速くて強い。ステップワークも軽やかです。人間的にも漢字の“漢”と書いて“おとこ”と読むような、男気がある人だと思うので、そういう選手と一対一で向かい合えるのは楽しみです」

――同じ選手として見ても、梶原選手は好きな選手ですか?

「そうですね。深く話をしたことはないですが好きな選手です。全身全霊でぶつかりたいです」

――どんな試合になると予想していますか?

「緊張感があって、すごく面白い試合になると思います。3Rまで戦うかもしれないし、途中で終わるかもしれない。男と男の熱い試合をしたいですよね。斬り合うじゃないですけど、誰もリングから目を離せないような熱い試合を見せたいです」

――もしここでKrushのチャンピオンになれば、今後は色々な展開があると思います

「僕としてはヒジありをメインにやっていこうと思っていた時に、Krushのタイトルマッチの話をいただいて、K−1に出た時と同じなんですね。だからこれもタイミングなのかなと思います。ただ僕はヒジありの試合も忘れていないので、ヒジありでWBCムエタイも目指したいし、世間の人たちに認められているKrushでも試合をやりたいと思います」

――今大会は年内最後の後楽園大会で、しかもその最終試合になります

「本当にありがたいことだと思います。梶原選手は大会当日が誕生日らしいのですが、僕は大会翌日が誕生日なんです(笑)」

――では今年の誕生日は忘れられない誕生日になりそうですね

「勝っても負けても、どちらになってもそうなるでしょうね。でも僕が試合に勝ってベルトを持って誕生日を迎えます!」
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