全米女子ツアーのトップ選手に日本勢が挑む=大塚有理子の「今週の日本女子ツアーここをチェック」
日本で唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦
2007年大会では上田桃子が9年ぶりの日本人優勝を達成。この優勝で得たシード権で、米ツアーに参戦した。 【写真は共同】
コースは、フラットでフェアウェイも広く、OBゾーンはほとんどありません。特徴としては砲台グリーンと、そのグリーン周りにある身長を超えるほどのアリソンバンカー! 打ち上げになるセカンドショットが多いこのコースはラフからではグリーン奥へ……とても距離感を出しにくい印象ですね。
名物ホールは7番ロングホール。このホールは、コース唯一の右ドッグレッグで、右のクロスバンカーの上をショートカットして距離を稼ぎたいけど、右サイドには谷と林があり、飛距離、正確性、勇気が求められます。2007年同大会では、1998年以来の日本人優勝を果たした上田桃子選手が、最終日にマリア・ヨース選手との一騎打ちになり、このホールでアルバトロスを達成!! 優勝に大きく近づいたホールでもありますね。
注目すべきホールは上がり2ホール、17番ショートホールと18番ミドルホール。17番は、池とクリーク、ビーチバンカーもあり、距離の長い難しいショートホールです。2006年には宮里藍選手が、このビーチバンカーからウォーターショットにチャレンジしています。もしかしたら今年も選手のウォーターショットが見られるかもしれません。 18番は、距離も長くセカンドから打ち上げで砲台グリーンに打っていきます。グリーン周りにある5つのガードバンカーが効いていて、セカンドの正確性と飛距離がとても重要。優勝争いを面白くするこの2ホールに注目です!
もう一つの見どころは表彰式。出場選手が全員出席するのです。ついさっきまではライバルだった選手達も戦いを終え、和気あいあいとリラックスした表情の選手達はとても華やかで、これを見て帰るのも良いですよ!
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