15歳&18歳の若さと勢いでリーグ戦をかき回す!=スターダム

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ベッドの中で生まれた“シャイニング・ブリッジ”

技のバリエーションも増えてきた2人。若さと勢いで、他のチームに立ち向かう! 【スポーツナビ】

――最近の試合を見ていると、2人の技のバリエーションも増えたように見えます。星輝さんの方は、シャイニング・ブリッジや変則のブラジリアンキックなどを出していますが、それは自分で考えたのですか?

星輝:はい。変則のブラジリアンキックは、ブラジリアンキックをすかされちゃうじゃないですか? だから片方の方向からじゃなくて、逆に打ったりして、びっくりさせてからの本家バンって感じだったら、相手も混乱するのかなと。
 シャイニングブリッジは、普通のブロックバスターホールドじゃなくて、手の取り方が違うんですよ。そこがこだわりです。

――シャイニングブリッジは何をお手本にして考えた技なんですか?

星輝:それがですね、技が生まれたきっかけは、私がベッドでうだうだしていたんですよ。それで上を向いて考えていたら、いろんな技が頭の中に浮かんできて、それをベッドの上でイメージトレーニングをして、こうしてバンっと。
 本当にその時にいろんな技が浮かんで、それで生まれた感じです。

――岩谷さんも先日の試合(9.25新木場大会)で世IV虎さんにダブルリストアームサルトを決めましたね

岩谷:やっぱり空中殺法の技も少ないし、自分はダメージが与えられる技がないので、そういう空中殺法だけじゃなくて、投げ技ができたらいいなと思ってました。それで他の人に相談したら、『麻優はブリッジがきれいだから』と言われて、やってみますと。
 最初は普通に投げることしかできなくて、その技を磨きをかけようと思ってなかったんですけど、重い人と戦うと、やっぱり投げれないじゃないですか? じゃあ、ロープに押し込んで、勢いをつけてから投げてみました。それを世IV虎戦で出したんですけど、本当は普通に出したかったけど、重くて。だからどうしても投げたかったし、向こうは重いからそれでダメージも大きいと思うし、だからロープの反動を使って投げたら、うまくいきました。
 それで「やった、決まった!」と思ったんですよ。でも、返されちゃって……。そのあとに食らったセントーンで、息ができなくなっちゃいました。

星輝:戻ってきたときに、すっごくやばかったんですよ。息がとぎれとぎれで。控室でも全然だめで

岩谷:死ぬかと思いました。

――ですが、受けは慣れた物ですよね?(笑)

岩谷:でも痛いものは痛いんですよ!

若さとはちゃめちゃさでリーグをかき回す!

タッグリーグに向けて、連携技も増やしていく。スターダム生え抜きタッグがリーグ戦をかき回す! 【スポーツナビ】

――では、これからのタッグリーグ戦に向けて、連携技など秘策は考えていますか?

岩谷:十字の蹴りがいいよね!

星輝:今、練習中です。よくすかされちゃうんで。もっと速くやらないと。

岩谷:そう! すかされると、私、投げられちゃうんです!

星輝:だって、すぐにフォールに行かないといけないから。だから投げ捨て。

岩谷:いつも投げるんだもん。後楽園で出したと思ったら、そのあと投げ捨てられて。

――そこは、岩谷さんをいたわって、さらに磨きをかけなければいけませんね。さて、リーグ戦初戦は『川崎葛飾』の夏樹☆たいよう&世IV虎組との対戦が決まりました。開幕戦対策は何かありますか?

星輝:ひとつは夏樹さんの超速いスピードについていくこと。あとは、世IV虎ちゃんのパワーファイトをすかしたい。それで夏樹さんの動きを止めて、世IV虎ちゃんにガンガンあたっていきたい。
 あと昨日、頭で考えていた連携技があるので、『これ絶対やりたい』と思ったので、ちょっと練習したいなと思ってます。

――なるほど。では最後にタッグリーグへの意気込みをお願いします

星輝:2人で協力して、絶対に優勝したい。キャリアとか強さとか体格の大きさとか、すべてをなぎ倒して、私たちがベルトを取りに行こうと思っています。

岩谷:ほかのチームは年もいっているし、ヤンキーチームだったりするので、若くて元気というチームは『女−AMA−』しかないと思うので、若さと元気さを生かして、はちゃめちゃな感じで、リーグをかき回したいです。

――本日はありがとうございました。

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