SMASH頂上決戦へTAJIRI、AKIRAが魂の契り!!

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決戦を翌日に控え健闘を誓い合うAKIRA(左)とTAJIRI 【(C)スマッシュ】

 9月7日(水)、都内・株式会社スマッシュにて9.8『SMASH.21』(後楽園ホール)前日記者会見が開かれ、初代SMASH王座決定トーナメント準決勝で対戦するTAJIRI、AKIRA、スターバック、VENENO、初代SMASHディーバ王座決定戦で対戦する華名、セリーナが試合に向けて意気込みを語った。

■決戦へ健闘を誓うTAJIRIとAKIRA

 好カードが目白押しとなった『SMASH.21』の大トリを飾るSMASH頂上決戦。AKIRAとの初の一騎打ちを翌日に控え、TAJIRIは「何も言うことはありません。明日、AKIRAさんと全力で闘うのみです。以上」とコメント。これに対し、AKIRAは「自分もやることはしっかりやったんで、あとは明日を待つのみです」と静かな闘志を燃やす。

 戦前、TAJIRI戦について、「この試合が終わったら、俺は燃え尽きるかもしれない」というコメントを残していたAKIRAは、この件に関する記者からの質問に対し、「燃え尽きてやります。きっちりと。“俺はここに生きてる!”っていう証を燃やし尽くしたいです。俺のプロレス人生の中でこの巡り合わせは二度とないと思うので。今を燃えないでどうすんだって、そう思っています」と気合十分。すると、このAKIRAのコメントを受けてTAJIRIは、「AKIRAさん、俺はもう全力で受け止めるんで。AKIRAさんも全力で受け止めてくれ」と呼応。そして、二人は立ち上がるとガッチリ握手を交わし、抱き合って健闘を誓ったのであった。

華名の“毒に沈める”発言にセリーナは余裕の構え!

世界のセリーナを前に一歩も引かない華名 【(C)スマッシュ】

 初代SMASHディーバ王座決定戦で対戦する華名、セリーナが前日記者会見で試合に向けての意気込みを語った。
 8選手によって争われた初代SMASHディーバ王座決定トーナメントもいよいよファイナル。王座決定戦を翌日に控え、調印式に出席した華名、セリーナが決戦前日に顔を合わせた。リン“ビッチ”バイロン、朱里を退けてファイナルに勝ち進んだ華名は、セリーナとの王座決定戦に向け、「ここまで来るのにホンマに長かったです。あの女を私の毒に沈める。それだけを描いてここまで来ました。あとは私の毒の誘いに、毒地獄に引きずり込んで、狂って、もがいて、苦しんでもらいます」と、厳しい表情でコメント。

 一方、今トーナメントの優勝候補筆頭に挙げられ、中川ともか、真琴を退けてファイナルへと順当に駒を進めたセリーナは、「過去に私は華名の試合を観てきましたし、実際に肌も合わせました。明日はいつもと変わりません。(華名に向かって)世界の偉大なる華名さん、勝つのは私です。なぜならば、私は世界NO.1だからです」と、時折笑みを浮かべながら余裕の構えを見せた。

 これまで華名とセリーナは、シングルマッチ、タッグマッチでそれぞれ1度対戦しており、いずれもセリーナが必殺技スピアーで華名からピンフォール勝ちを奪っている。これに関して、華名は「もちろんこれまで二度敗れていますので、スピアーには気を付けなければいけないと思っていますが、それ以外はまったく怖くもなんとも思ってません」と語り、苦手意識がないことを強調した。

神対決! スターバックとVENENOが激しい視殺戦!!

早くも激しい視殺戦のスターバックとVENENO 【(C)スマッシュ】

 初代SMASH王座決定トーナメント準決勝でVENENOと対戦するスターバックが試合に向けてコメント。すると会見場に対戦相手のVENENOが現われ、激しい視殺戦を展開した。

 決勝進出をかけて争う大一番に向け、愛弟子・大原はじめと共に会見場に現われたスターバックは、「前回『SMASH.20』で俺が天龍から大きな勝利をあげた直後、VENENOは俺の背後から襲ってきた。俺はお前のことを絶対に許さないし、逃がさない。明日、俺のパイルドライバーで地獄に落ちるのはお前だ! ソウデスネ!!」と気合十分。するとここで、会見場にVENENOから日本での伝道師としての啓示を受けているソフト今井レフェリーが登場すると、今井レフェリーは右手を上下させながらニヤリ。

 先月30日の会見で、近い将来に“悪の大王”がSMASHに襲来すると予言し、「VENENO様がベルトを巻かないとSMASHは暗黒の闇と化しておかしくなるぞ! だから、スターバックよ、VENENO様との準決勝を辞退しろ!!」と警告を発していた今井レフェリー。この日も、スターバックに対して、「お前、明日のVENENO様との試合は辞退したんだろ? 心配するな。飛行機のチケットは取ってあるから。それをもらってとっととフィンランドに帰るように」と一方的に通告した今井レフェリーだが、スターバックは「お前はクレイジーな男だ」と呆れかえり、さらにはVENENOの「ウッハ! ウッハ!!」のポーズを逆に見せ付ける。

 これに対し、今井レフェリーは「お前、辞退しないって言うのか!」と興奮しながら叫ぶと、ここで対戦相手のVENENOが右手を上げ下げしながら会見場に登場。すかさずVENENOは今井レフェリーの頭に右手をかざすと、今井レフェリーは奇声を発しながら悶絶し、またしても口から白い泡を吹く。

 そして、スターバックに近付いて行ったVENENOは、目の前で手を振りかざしてアピール。これに対し、スターバックも両手をピストルの形にしたお馴染みのポーズで応戦し、二人はフェイス・トゥ・フェイスで激しい睨み合いを繰り広げたのであった。

 決戦を翌日に控え、再び遭遇した二人の神。“北欧の神”スターバック、“メキシコの神”VENENO。はたして、“神対決”を制するのは一体どっちだ!?
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