女子ゴルフ四大メジャートーナメントの全英リコー女子オープンが、２８日からスコットランドのカーヌスティゴルフリンクスで開催される。世界各国から今年は１４４選手が賞金総額２５０万ドル（約１億９５００万円）をかけて争う。

　先週のエビアン・マスターズで今季初優勝を飾った宮里藍が悲願のメジャー初制覇を狙う。過去３年の全英女子ではいずれもトップ１０に入っており、８度目の出場となる今大会は優勝争いに加わることは必至だ。初日はミッシェル・ウィー（米国）、ナヨン・チョイ（韓国）と同組になった。昨年の覇者ヤニ・ツェン（台湾）は、６月のウェグマンズＬＰＧＡ選手権に続くメジャー５勝目を狙う。

　他には、今季ここまで２位と３位がともに３回と善戦するも勝ちきれないクリスティ・カー（米国）。エビアン・マスターズで宮里藍と最後まで優勝争いを演じたステイシー・ルイス（米国）。全米女子オープンの５位を含む３戦連続でトップ１０入りを果たしている好調の宮里美香らを中心に優勝争いが展開されそうだ。日本からは他に、上田桃子、横峯さくら、茂木宏美、不動裕理、佐伯三貴の計７選手が出場する。

以下、宮里藍、クリスティ・カーのコメント。

―「エビアン・マスターズ」での優勝おめでとうございます。今週は自信を持ってカーヌスティに入ったのではないですか？

宮里藍（以下Ｍ・Ａ）：そうですね、とても自信があります。また先週優勝できたことをとてもうれしく思っています。今週に向けた調整も順調です。

――これまでにカーヌスティでプレーしたことはありますか？

Ｍ・Ａ：いいえ。今日初めてプレーしたのですが、本当に素晴らしいコースでした。カーヌスティにいることを幸せに感じ、楽しくゴルフができました。

――コースの印象はいかがですか？

Ｍ・Ａ：グリーンが本当に難しいです。それからティーショットが非常に大事になってくると思います。天候によって毎日状況が変わるでしょうけど、面白いコースだと思いました。

――ここ数年、本大会で素晴らしい成績を残していますが、今年も楽しみにしていますか？

クリスティ・カー（以下Ｃ・Ｋ）：全英は毎年楽しくプレーをしています。意外と思われるかもしれませんが、個人的にはとても大好きな場所です。ボールの跳ね方がいつもと違ったり、毎日が面白いゴルフになると思います。

――今季の成績を見ると、残すは「優勝」の２文字だけという状況だと思いますが、どう思われますか？

Ｃ・Ｋ：その通りですね。残すは「優勝」だけだと思います。先週も日曜にもう少し頑張ればトップ５に入っていたと思います。優勝できていないことにいら立ちを覚えることもありますが、こつこつと頑張るしかないですね。

＜了＞